堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「ナンバーズ その3 限られた分野に興味と才能を発揮する「オタク」」 - 専門家プロファイル

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ナンバーズ その3 限られた分野に興味と才能を発揮する「オタク」

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アスペルガー症候群 2014-06-30 12:33

「ナンバーズ 天才数学者の事件簿」という海外ドラマでは、FBI捜査官の兄を助けて、弟の天才数学者が、数学の知識とひらめきで事件を解決に導くというストーリーです。

その主人公である弟の数学者は、大学での地位もあり世間にも認められ、何よりその才能持っており、兄を「月」の様な存在と例えれば、弟は「太陽」の様に輝いて見える存在の様に見えます。

そして前回のコラムでは、世の中一般的に「明るく輝く太陽の様な人」を目指そうとするあまりに、

「勝ち組」「負け組」
といった概念に捕らわれ、
歪んだ差別意識貧富の格差などを生み出してしまうのではないか?

と言う、少々極端な考えを述べてみました。

「太陽の様な人」「月の様な人」と言うのも、その人の性格や人柄などを言い表したイメージなはずです。

そこに優劣を付けるのは、「自分が優れている」と思いたい人が、勝手に自分に有利な方に価値観を見出しているに過ぎないのではないでしょうか?

ただ残念な事に、そうした人の声はとても大きいので、あたかもそれが常識のようにマスコミでも取り上げられてしまうのでしょう。

ある一面だけを見た時の、勝手なイメージなだけなのだと思います。

「明るく愉快な人」、「暗くて陰気な人」と言うと、確かに「明るく愉快な人」とつき合った方が楽しそうなイメージはあるかも知れません。

ですが、「感情的で軽薄な人」「物静かで思慮深い人」と言いかえれば、
「物静かで思慮深い人」の方が魅力的と、人によっては思うかも知れません。


「友達が多い人」と「少ない人」ではどちらが良いでしょう?

人柄が良くて、自然と誰とでも仲良くなれる人

友達が多い方が、人気があるように思われるので、努力して友達を増やしている人

人付き合いが苦手で、友達が欲しくてもなかなか出来ない人

人付き合いが嫌いなので、友達を作らない人

様々かなと思います。

では「収入が多い人」と「少ない人」ではどちらが良いでしょう。

「収入が多い人」は良くて、「少ない人」は嫌だ。
それは確かにそうかも知れません。「多い」に越した事はないですよね。
生活していかなければならないですから。

好きな仕事をしていたら、自然と収入も多くなった人

収入が多い方が、人気があるように思われるので、努力して収入が増える仕事を選んでしている人

収入が多いタイプの仕事をするのが苦手で、収入が欲しくてもなかなか増やせない人

仕事が嫌いなので、仕事をしない人

やはり人それぞれでしょうが、「収入の多さ」と「能力」や「仕事に対するやる気」みたいなものとが、必ずしも比例しないところが、悩ましいところですね。


「収入が多い」ことは生活する上で魅力かも知れませんが、その人の人格的な「魅力」とは、必ずしも直接結びつくものではないように思います。
私が貧乏だから、余計にそう主張したいところもありますが(笑)


よく「恋愛」と「結婚」は分けて考えるべきという考えも、こうした「結婚生活」が、お金がかかるものだから、一理あるものと思います。


しかし、どんな人を良いと思うか?は人それぞれの価値観なのではないでしょうか?
それが世の中の常識の様に
「こんな人が良くて、こんな人とお付き合いできて、結婚したら、あなたも勝ち組ですよ」
といったような風潮に踊らされてしまっていないでしょうか?

過去には女性が選ぶ男性のタイプとして、「3高」と言われた時代がありました。
高学歴、高収入、高身長のことです。

今はそうした条件を兼ね備えた男性が希少となり、そこまで望まないという女性も多いでしょうが、それでも一つの価値基準として残っていることでしょう。



セレブが身につける「シャネル」を持てば、自分もセレブになれたような気になるから、身に付けたい、と思う様なブランド志向と同じかも知れません。

「セレブに憧れる」気持ちを通り越して、「セレブに見られなければ、ダメだ」と言う強迫観念さえあるかも知れません。

「太陽のような人とつき合えば、自分も太陽になれる。自分も太陽にならなければダメだ」という発想です。


そもそも「月」の様な人は、「月」の様なままではいけないのでしょうか?
というか、
ある場面では「太陽」のような人も脇役になるし、
ある場面では「月」のような人が主役にもなるものではないでしょうか?


過去に「オタク」と、やや色眼鏡で呼ばれていたマニアックな人達も、今ではアニメは「日本文化」の象徴」となり、もはや主役となりました。


ナンバーズの「太陽的な主役の弟」も言ってしまえば「才能ある数学オタク」です。

ドラマでも事件の時は大活躍の、弟のチャールズですが、恋愛感情を抱く助手であり教え子でもある女性とデートするのですが、「数学の話」しかできず、デートらしい雰囲気に慣れずに落ち込んでしまいます。

彼は、「デートの時の会話の仕方」を知らなかっただけで、人間的な魅力が無いわけではありませんし、人を愛せない人なわけでもありません。

でも、人とのコミュニケーションスキルを覚える必要はありそうですね。





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