堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「無意識へのコンタクト。催眠療法」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります

堀江 健一

ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
Q&A回答への評価:
4.6/43件
お客様の声: 15件
サービス:8件
Q&A:118件
コラム:220件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
070-6640-7990
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

無意識へのコンタクト。催眠療法

- good

心理療法 催眠療法 2014-01-11 13:11
前に潜在意識や、無意識に焦点を当て、自分の深い想いが自分でわかってくると、人生の進む方向もわかってくるという話を書きました。

 

その潜在意識へコンタクトする有効な方法として「催眠療法」があります。

潜在意識とは、少し気付きやヒントが与えられれば、意識として自覚できる自分の気持ちのことです。

無意識とは、より深い所にあり、なかなか意識に上らせる事が出来ない、自分の気持ちのことです。

 

普段、私たちが生活している時も、意識して行っている事はほんの一握りの部分で、大抵が良く考えると、「自分はなんでそんなことをやっているのか、言っているのか」実はあまり考えて自覚してやっているわけではないのです。家に帰ってきてテレビのスイッチを付けた時に、「なんで今テレビを付けたの?」なんて聞かれて、明確に「この番組が観たかったから」と理由を即答できる人は少ないのではないでしょうか?

 

忘れ物をした時、「なんで忘れたの?」と聞かれて、忘れた理由を言い訳で応えられる事はできるでしょうが、本当の意味で「なぜそれを忘れたか?」を応えられる人も少ないでしょう。しかし心理学的には、例えば仕事上、誰かにメールしなければいけないのに、それを忘れてしまった場合など、潜在意識や無意識レベルでは、「その仕事をするのに自信がないために、無意識で仕事を行う事を避けようとしてしまった」とか「潜在意識では、その相手が口うるさい自分の父親の様な人なので、関わるのを避けようとしてしまった」と言うような解釈をします。

 

自分では考えてなかったり、考えるのを避けてしまう様な内容であることも多いので、余程「どうしてだろう?」と自分で考えたり、カウンセラーなりが一緒に考えたりしないと、無意識の気持ちには辿り着けません。

 

催眠療法と言うのは、簡単に行ってしまうと、普段の意識状態から、変性意識状態(トランス状態と言った方がわかりやすいかも知れませんね)に意識を深い所に持って行く事で、無意識に焦点を当てて、その深い気持ちが浮かびやすい状態にする療法です。

 

おいおい詳しくお話ししますが、普段は眼の前の出来事をどうするか?と言う様な理性的な事を判断するような脳の状態で生活していますが、それを寝る直前のようなボ~ッとした状態にすることで、感情的な気持ちや、本能的な欲求などを感じている脳の状態に切り替えるのですね。

 

ではどうやって寝る直前のようなボ~ッとした状態にするかと言うと、みなさん「催眠」と言うと大抵の方が「段々あなたは眠くな~る、、、眠くな~る、、、」みたいなイメージをお持ちではないかと思いますが、確かにそのようなやり方が王道ではあります。

 

リラックスして眼の前の一つの事だけに集中させたり、繰り返し単調な音楽を聴いていたりするとトランス(トランスミュージックというジャンルがありますが、正にトランス状態に入りやすい様な音楽スタイルを指す用語ですね)状態に入る事が長い研究の中でわかっています。

 

テレビで行う様なショー的な催眠では、トランス状態の人に暗示をかけて、自分が鶏だと思いこませたり、好きでも無い人に恋愛感情があるかのように誘導したりして、見ている人を驚かせて楽しむのが目的です。

 

催眠療法では、人をトランス状態に誘導して、心身のリラックスを促したり、無意識にコンタクトして、その方が抱えている問題を解決するのが目的です。

原理は同じでも、目的は大きく違うわけです。

 

ただ現代の催眠療法はというと、もっと広い意味で使われています。普段の会話のやりとりだけでも「無意識」を引き出す様なやり方です。

 

私もカウンセリングの上でそうした療法を使うのですが、それがどの様な物かは、後日お話しすることにして、とりあえず催眠療法と言うものが学術的に確立されており、私と言うカウンセラーも信頼していただければと思い、平成25年10月5日土曜日に東京大学医学部総合中央館で行われました、「第29回日本催眠学会学術大会」に於いて、私が講演した模様を収めましたビデオをご紹介いたします。テーマは「催眠療法に於ける、困難を伴ったウツ病患者の症例」というものです。お時間があればご覧ください。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム