荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「「世界経済、下方修正へ」」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
世界中の優良ファンドを用い、貴方だけの運用プランを提供します

荒川 雄一

アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
Q&A回答への評価:
4.6/27件
サービス:6件
Q&A:105件
コラム:863件
写真:4件
お気軽にお問い合わせください
03-5803-2500
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼
社員の資産形成を支援「選択制401kキャンペーン」実施中です!(※外部サイトへのリンクです)
選択制401k

「世界経済、下方修正へ」

- good

よもやまブログ 2012-10-12 18:00

こんにちは!

 

さて、48年ぶりに日本で開催されている国際通貨基金(IMF)と世界銀行総会ですが、IMFは9日に、2012年から13年にかけての世界経済見通しを発表しました。

 

今回は7月時点の世界経済の見通しから、0.2%下方修正し、3.3%の成長率としています。

 

また、主要国(地域)の2012年の経済見通しは以下の通りです。

 

       今回  前回との修正幅

世界    3.3%  -0.2%

日本    2.2%  -0.2%

米国    2.2%    0.1%

英国   -0.4%  -0.6%

ユーロ圏 -0.4% -0.1%

中国    7.8%  -0.2%

ブラジル  1.5%  -1.0%

インド    4.9%  -1.3%

ロシア   3.7%  -0.3%

 

上記をみると、わずかながら、薄日が見えてきた米国が上方修正となっていますが、それ以外は、全て下方修正となっています。

 

特に、世界経済の牽引役として期待されていた中国を始めとする新興国の経済減速が、世界経済へ与える影響が大きくなっていることが伺えます。

 

また、IMFの声明においては、

「財政再建が需要を減らしており、欧州を中心に金融システムが不安定になっている」

と指摘しています。

 

先進国では、各国が量的緩和策を継続していますが、その資金が景気浮揚に活かせず、銀行による国債購入を助長する形となっています。

 

その結果、大量に国債を保有する銀行経営のリスクが増大しているのが現状です。

 

当面はユーロ圏が「世界経済最大のリスク」ではありますが、年明けには米国も減税の失効、歳出削減が始まる「財政の崖」への対応問題があり、そして中期的には日本の財政悪化に歯止めがかからないことから、本格的に経済が上向くには、まだまだ長い道のりが必要ではないかとは思われます。

 

まずは、日本は自国の経済対策に本腰を入れ、そして個人は意識を高く持って、自分の“強み”で勝負していくしかありません。

 

「日本が世界経済のけん引役になる」

と言った気概を持って、前進していきたいですね。

 

それでは、今週末も穏やかな日々となりますように!

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真