荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「学校も含み損!?」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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学校も含み損!?

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よもやまブログ 2010-12-11 14:40
こんにちは!
 
巷は師走に入り、慌ただしくなってきましたね。
 
クリスマスを過ぎると「あっ」という間に、年末がやってきます。
この2週間の間に、今年の“やり残し”が無いように、しておきたいところです。
 
年初に「今年の抱負」を決めた方は、今一度、その進捗度合いを確認してみてはいかがでしょうか。
 
 
さて、最近では、学校法人でも資産運用に取り組むケースがだいぶ増えてきましたが、それに伴い、運用に失敗し、巨額な含み損を抱えるケースが散見されるようになってきました。
 
先日も、学校法人越原学園が、今年3月時点で、含み損を58億円を抱えていることが報道されました。
 
リーマンショックから2年経過していますが、当時の購入価格約102億円の時価が約44億円となっており、いまだ58億円もの含み損を抱えている模様です。
 
投資しているのは、デリバティブ手法を用いた「日経平均リンク債」とみられています。
 
日経平均がある一定以上の水準を保っている間は、年利5%程度の金利がはいってくるものの、水準を下回る(いわゆる“ノックイン”)した場合は、その時点の日経平均株価に連動するような「時価」に目減りする商品と思われます。
 
国内でも多くの証券会社が、販売を行ってきましたが、「リンク債」という名の下、“高利回り債券”の感覚で投資をされて、後で株式相場に連動する商品に変ってしまったことにより、資産を大きく棄損してしまう個人投資家も多く見かける商品です。
 
オプションなどを駆使して組成している金融商品ですが、きちんとそのリスクを理解して投資している投資家は少ないかもしれません。
 
いわゆる“余剰資金”の運用を考えることは、決して悪いことではありませんが、本業の経営に影響をもたらすような運用商品には、手を出すべきではないでしょう。
 
特に、学校法人という公共性もある団体の場合、運営に影響が出かねない投資は控えたほうがよいと思います。
 
運用に悩まされている学校関係者の方は、是非一度ご相談へいらしてください(笑)
 
個人と同じく、いきなり金融商品から入るのではなく、きちんと投資戦略を立てて、「中長期分散投資」で臨んでもらいたいと思います。
 
それでは、今週も良き週末を!
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