荒川 雄一(投資アドバイザー)- コラム「ブラジルでは、“レアル売り”!」 - 専門家プロファイル

荒川 雄一
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アラカワ ユウイチ
( 東京都 / 投資アドバイザー )
IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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ブラジルでは、“レアル売り”!

- good

よもやまブログ 2010-09-17 15:26
こんにちは!
 
やっと少し秋らしくなってきた今日この頃です。
 
さて、巷では、日本による「為替介入」が話題に上っています。
 
一瞬にして、「3円」近い“円安”に触れたので、FX投資家の中には、「痛手」を被った方もいたかもしれませんね。
“ストップロス”の大切さが、身にしみる瞬間だったかもしれません。
 
ところで、この介入に不満を漏らしているのが、ブラジルです。
世界各国が自国の輸出を促進するために、意図的に自国通貨の値下がりへの介入・容認していることに対して批判をしています。
 
ただでさえ、ブラジルレアルは、経済成長への期待と、金利が高いこともあって、このところ急上昇となっています。ブラジルとしては、
他国通貨下落→自国通貨上昇
という流れに、何としても歯止めをかけたいという強い姿勢が見られます。
 
結果、ブラジル自身も、中央銀行でレアル売り介入をしているわけですが・・・
 
 
事実、日本においても、ブラジルレアルは人気があります。
 
投資信託で最近注目されている「通貨選択型」といわれるタイプの大半は、ブラジルレアル建てとなっています。
 
「通貨選択型」とは、運用益以外に、通貨間の金利差や為替差益を狙う投資信託です。
追加型株式投信の残高は、現在47兆円程度ですが、そのうちの1割強の約5兆円が「通貨選択型」投信となっています。
 
そして、その約65%が、レアル建てとなっているのです。
 
この流れは、当面続きそうですので、ブラジル政府の介入をしり目に、日本の個人投資家の資金は、“レアル”に向かっていきそうです。
 
「通貨分散」論者の私としては、「円」以外の通貨建ての資産を持つことは反対ではありませんが、「通貨選択型」投信という商品性と、そして「ローカルカレンシー」であるブラジルレアルに偏っている状況に関しては、手放しに賛成できない面もあるのですが。。。
 
まぁ、それにしても世界中の国が、「自国通貨売り」とならないよう望みたいですね。
 
 
さて、本日メルマガの発行日です。
 
今回は、「安定運用」のヘッジファンドが、円建て版の販売を開始したという情報を入手しましたので、ご紹介しています。是非、ご覧ください。
 
では、“3連休”の方も多いかと思いますが、良き週末を!
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