対象:住宅設計・構造
回答:2件
渡邉 松男
建築家
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経験的には使えるはずですが・・・・
私が幼かったころは、杉板型枠は多く使われていました。
家業では、型枠運搬などを手伝ったものです。
そして、最近では、意匠として活用しています。
内部にコンクリートが表される時には、
特に意識して使います。
もちろん、スラブ(天井面)に活用できますよね。
ところで、『撥水性』とは、型枠側に塗布することでしょうか?
打上がったコンクリート面にでしょうか?
どちらも、専用的なものであれば大丈夫と思われます。
前者については、型枠を解体するときの作業性が向上します。
後者は、耐候性や耐久性として機能します。
その種類(濃淡など)も
幾つか存在すると記憶しています。
『素』な仕上がりも風合いがありますし、
撥水剤を塗布しても、独特の風合いに仕上がりますね。
繰り返しになりますが、特に屋外で利用することは
機能的にも『耐久性』が増すはずですから、
そういった目的なら、利用する事も一つですよね。
そうそう、特に打ち放しの場合は、
時間の経過とともに『黒い』汚れが目立ってきますよね。
(天井面では、その心配は少ないと思いますが・・・)
よって、その周囲の『雨水の流れ方』を予測して
しっかりとした『水切り』などで、多くは予防できると思ています。
その辺りも含め、依頼されている設計士さんと
検討されるといいですね。
素敵なお住まいが仕上がりますように・・・・・。
評価・お礼
maamaaさん
ありがとうございました。参考になりました。
横山 彰人
建築家
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天井の杉板型枠仕上げは慎重に
文面拝見しました。 いろいろ悩まれているようですね。
天井の杉板型枠での打ち放し仕上げは大丈夫です。しかし住宅の事例としてはあまり例は少ないのではないでしょうか。
公共建築では見ることができるのですが。
床、壁、天井のうち天井は逃げがきかないので、目地の通りや一部でも汚れやゆがみがあると、天井は目線が通るので、気になってしまいます。
公共建築のように、大きな空間ですとあまり気にならないのですが、住宅のように小さな空間だと気になるという事も事例が少ない一因でもあると思います。
設計や工事の方と十分な検討を要します。
当然塗料は塗るべきでしょう。
美しい杉板型枠の打ち放しができるといいですね。
横山彰人
評価・お礼
maamaaさん
わかりやすい回答ありがとうございました。
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