対象:住宅設計・構造
新しく3区画発売される建築条件付の土地を購入予定です。
もともとあったお屋敷は1件屋で幅6mの南側道路に面し間口が16mあります。約300?のお屋敷を道路に面して敷地中央に正方形に10m×10mで一区画・両サイドに3mの通路を設け、手前の正方形の土地の背後に旗状地を2区画に分筆し、合計3区画で販売になります。
私が購入を検討しているのは手前の正方形の土地です。
もともと建っていたお屋敷は地面から1メートル盛土をしており、不動産屋の話では手前の正方形の部分は1メートル掘り下げ、後ろの2件は1メートル盛り土を残した上にさらに手前の土地を掘った際の土を盛って建てるそうです。
敷地の境界線について不動産屋に聞いた所、後部の土地の擁壁は手前の私が購入予定の敷地内に設置する事になるとの事。擁壁は逆L型擁壁で、擁壁全てが当方購入予定の土地の敷地ないの設置になると聞いております。
L型の擁壁の部分は背後の家の土を留めるものなのですが、擁壁部分のみ当方購入の敷地内にするという事は一般的にあるのでしょうか。 このような土地を購入して後々、擁壁が傾いてきた等のトラブルが発生した時にもめるような事にはならないのでしょうか?
本来ならば、擁壁部分も背後2件の敷地内でしなければならないと思うのですが、法律上は問題ないのでしょうか?
不動産屋は万全の施工をしますので、擁壁が何か問題あるという事になる事はまずありえない。信じてご購入下さいとの事です。
やはり購入後何10年も住む所なので、(又将来的に転勤等手放す予定もあるので)問題のない土地を購入し安全な住宅を建てたいです。宜しくお願い致します。
kaoringoさん ( 香川県 / 女性 / 29歳 )
回答:2件
志田 茂
建築家
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おかしいですね
志田茂建築設計事務所 志田です。
元々がそうならばしかたない話 と言えるのかもしれないですが、
あたらしく造成するのに、他人の土地の擁壁が、その敷地に入れられるのは、納得できないですね。
のちのち、その擁壁を修繕するような時に、自分の土地なのに他人のもの じゃ、だれがやるのでしょうか?
その不動産屋がやる?・・・まさか、そんな約束はしないでしょうし。。
そんな疑問を持つ土地を、購入されないほうがいいのではないですか?
ずっと、その、どっちつかずの擁壁 を見続けなければならない事・・・
どうでしょうね。。
森岡 篤
建築家
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擁壁は、高い側の敷地
kaoringoさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
新設のL形擁壁が、低い側の敷地にあるのは、おかしいと思います。
L形擁壁は、L形の上の土の重量で、擁壁の転倒を防ぎます。
従って、L形擁壁の基礎(Lの底辺)は、高い側を向いていないと意味がありません。
土留めというのは、L形擁壁のような、高い側の構造物で留めることができますが、低い側ではどうにもならないのです(非常に困難)。
塀の場合は、塀の芯を敷地境界とすることが多いですが、擁壁の場合は、基礎はもちろん、擁壁全体を高い側の敷地内としています。
参考にしていただけたら幸です。
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