対象:一般歯科・歯の治療
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はじめまして。よろしくお願いいたします。
約1年前に、ずっと以前に神経を抜いていた歯(上顎の一番奥の歯)が、噛んだり物があたると痛みだし、次第に激痛が続くようになったので、病院へ行きました。
診断では、歯根部分が炎症を起こしているとのことで、被せ物を取り、3〜4回消毒後、土台を埋めて、銀の被せ物で全部覆う、という治療をしていただきました。
ところが、ここ数日、同じ歯が前と同様に痛み出したので、本日、前回と同じ病院に行ったところ、改めてレントゲンを撮ることもなく、「噛み合わせが悪くなっていて、歯が少しぐらついているので、削ります」とのこと。
また炎症を起こしているのではないか、もう一度歯根部分を見てもらえないのか、と尋ねたところ、「何かの原因で炎症は起こしていると思うが、噛み合わせを直してしばらく辛抱すれば、痛みは消える」と断言されました。
「根元の周りが何かの刺激を受けて腫れたような状態になり、歯が伸びた(飛び出した?)ため、噛み合わせが悪くなり、痛むようになってる」とのことです。
結局、被せ物の部分を削り、次は歯石と着色を取るとのことで一週間後の予約を入れたのですが、なんだか不安です。
病院から帰って来た今は、まだ疼痛がある状態です。「しばらくは辛抱」と言われたので、仕方ないのでしょうが、治療の内容に不安を抱いています。
問題はないのでしょうか?
ぺよさん ( 東京都 / 女性 / 41歳 )
回答:1件
山内 浩司
歯科医師
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感染根管治療後のお痛み
こちらこそよろしくお願い致します。また、急を求められるご質問に対し、回答が一夜明けてしまい申し訳ありません。ただ、一晩過ぎた事により、現在のお痛みはいかがでしょうか?痛くなくなられていればよろしいのですが。
確かに新しく被せたクラウンなどの噛み合わせのバランスが悪く、咬合性由来の疼痛が出ることがあります。担当医さまはその疑いを認め、被せ物の一部を削り、歯や歯周組織に掛かる力からの安静を求めたものと考えます。ぺよさまの現状が昨日より好転しているのであればもう少し様子を見られたうえで、時機を見て再びレントゲン診断をお受けになられるとよろしいかと思います。
ただし、以前に歯の神経(歯髄)を抜いている歯を失活歯とも言うように、血流を失った歯は栄養の供給と自己免疫力を大きく失っている為に再び感染する可能性が高い歯でもあります。症状経過によっては、再々度原因治療が根管治療であるならば、それをお受けいただくことも必要になります。
次回のアポイントが歯石の除去というのは、歯を支える歯周組織も抵抗力を維持しなければならない為、歯周病予防もかねての計らいと考えます。
根管由来の根尖病変に対する根管治療は、右のレントゲン写真上のように、神経を取った後にすき間が残っていたりすると、その空隙に細菌の繁殖が起こり、歯根外部まで病変に犯されることになります。根管内を綺麗に清掃した上で、写真下にように根の先までお薬で充実する事が大切です。
歯医者さんで撮って頂くレントゲン写真は、患者さまである皆様もご自身で確認し、納得していただく事が重要です。なぜならば、その歯を常に身体の一部として使用し、いとおしく毎日予防していくことが出来るのはご本人なのですからね。
簡潔ではない回答に多謝です。早く安心してお過ごしいただけるようになるととよろしいですね。
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