対象:独立開業
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後藤 義弘
社会保険労務士
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「新規事業」×「海外」のビハインド
viperさん、ご質問ありがとうございます。 後藤がお答えします、どうぞよろしくお願いします。
viperさんの事業の概要など詳しいご事情をうかがい知ることができず一概には申し上げられませんが、残念ながら、結論から申し上げるとviperさんのケースで起業資金の調達を(現地 [海外] を含め)金融機関に求めることは非常に難しいと思われます。
まず ''新規事業'' に対する融資であるということで、(返済)実績のないことから「貸し手」側から見るとそれ自体が「リスク」であり、さらにviperさんがお考えの店舗展開のベースが ''海外'' という「貸し手」側の与信管理上の物理的な弊害もあいまって、すでにご相談された「国民金融公庫」がハイリスクを嫌気し「対応不可」という回答になっているものとうかがえます。
民間金融機関と比べ、制度の趣旨・公共性といった側面から新規事業に比較的フレンドリーな融資姿勢の「国民金融公庫」が「貸さない」ということですから、事実上金融機関からの借入は困難と言わざるをえないでしょう。
ただビジネスの舞台が「海外」ということそれ自体で融資が引き出せないわけではありません。 例えばviperさんにすでに何らかの事業運営実績があり、国内でいくつかの店舗を展開されていて、「次は海外で出店」ということであれば金融機関の与信上、viperさんの国内の事業実績や資産、ノウハウや優秀な人材などが担保として考慮され融資の交渉余地は充分でてくると考えられます。
ここではいわゆる間接金融(銀行や国金などの公的金融機関等)からの資金調達可能性に焦点をあて、誌面の制約上、ベンチャーキャピタルや個人的な出資などのソースについては触れませんでしたが、後者の場合であっても事業の新規性や革新性など貸し手(投資家)にとって説得力のある魅力的なビジネスプランの提示が大前提となることは言うまでもありません。
補足
調達額にもよると思いますが、直接金融(社債発行など)はもともと選択肢とはなりえず、上のとおり間接金融の道も閉ざされた現状、「ベンチャーキャピタル」の活用など別ソースでの「出資」を募る方向を模索することになるかと思われます。 この場合もやはり「ビジネスプラン」次第ということになります。 また、ベンチャーキャピタルの場合、出資により投資家に「株式」を割り当てるケースが多く、よってviperさんの事業の運営に対し投資家が一定のキャスティングボードを握ることになります。
資本市場の原理の即した投資家との間の利害調整や経営権の問題が発生するという金融機関からの借入とは違った制約があることにも留意が必要です。
また、水津先生アドバイスの海外向けの新規事業支援団体からのアプローチも何か突破口が見つかるかもしれずトライされてはいかがでしょう?
私の方からは一般論としてのご回答となってしまいましたが、その他ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
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評価・お礼
viperさん
さっそくのアドバイスありがとうございました。とても参考になりました。ビジネスプランはしっかり作っています。当初日本での出店を考えていましたが、プラン作りの中で日本と海外(中国)を比較するとどうしても海外の方が利益率が高く魅力的でした。海外での生活も長くある程度カントリーリスクわかっています。商工会議所の起業支援に相談しようと思います。
viperさん
海外進出融資について
2007/04/25 09:04さっそくのアドバイスありがとうございました。
出店は初めてですが、日本と比較し利益率を考えると、どうしても海外(中国です)の方が魅力的です。起業支援といっても利用するのは難しいようですね。
viperさん
(現在のポイント:-pt)
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