体のゆがみは若いうちでないと治らない？

「体のゆがみ」という表現が微妙ですね。骨の変形や背骨の側湾などについては整体やカイロプラクティックによる改善は困難でたしかに病院に通う必要があります。

「20歳までには」というのは、おそらく「成長期を過ぎると」という意味だと思われます。たしかに、外科的措置が必要になるほどの重度の側湾症などでは早期に手を施すに越したことはありません。

一方、筋肉の凝りや姿勢の乱れなどによって関節の動きに制限がかかっている場合にも「体のゆがみ」という表現を使うことがあります。こちらの場合には年齢はあまり関係ないですし改善できます。

いずれにしても重要なことは「体のゆがみ」ではありません。痛みがあってそれを軽減したいのか、それとも姿勢の乱れが気になるのか、お悩みによってアプローチのしかたも変わります。

一度、専門のカイロプラクターにご相談いただくか、あるいは整形外科でレントゲン撮影していただくと良いと思います。


藤原 邦康 【米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック】
カイロプラクティック＆ボディケア ''オレア成城''
Tel. 03-6806-6684

m&mさま

ご質問ありがとうございます。
カラダのゆがみに関してお困りのご様子、お気持ちお察しします。

m&mさまの心配されている「ゆがみ」がどの程度かによって、少し話が変わってきます。
例えば、重度の側弯症の場合でしたら、成長期の段階で早めの処置をされたほうが有効だと思います。

次に疾患名がつかない程度の「ゆがみ」に関してご説明させて頂きます。

私たちは、顔・体格がさまざまなように、背骨のラインにもさまざまあります。定規で引いたように真っ直ぐな方はむしろ少数派です。この「ゆがみ」という構造だけをとって、どれが正常でどれが異常とは言えません。
私のコラム「骨のゆがみを治したいのですが出来ますか？」をご一読いただくと、ヒントになると思いますが、背骨のラインを決める要素には、骨の構造の部分、内臓器などの他の器官とのバランス、そして筋肉の左右の緊張度合いになります。

骨の構造や内臓器とのバランスによって起きている「ゆがみ」でしたら、それは異常ではないですし、大抵の方は、その程度の「ゆがみ」を持っています。ただし、筋肉の左右の緊張度合いによって起きている場合でしたら、緊張の左右差を作り出している本質的原因がありますので、その部分を改善することで、「ゆがみ」の改善は、充分ありえますし、年齢的な要素は関係ありません。

ですので、「ゆがみ」だけを捉えて異常と心配されるより、その「ゆがみ」が異常なのか正常なのかしっかり判断して頂き、その異常に対して本質的改善へアプローチして頂くのが最適なのではないでしょうか。

私でよろしければ、いつでもお力になりますので、気軽にご相談ください。

山中英司

治療院のホームページ http://www.hikaichiro.com/

歪みという言葉がかなり難しいですね。

側弯と呼ばれる、背中が左右方向に曲がることがあります。特に特発性側弯と呼ばれる原因不明の側弯は10代女性に多く、それを指しているかもしれません。

その場合は、早い段階に治療をして、その状態が正常だと身体が思いこまないうちに治療してしまいたかったのでしょう。

ただ、歪み（あるいはズレ）という言葉はかなり混乱を生じさせます。

実際に正規の教育を受けたカイロプラクターは、見た目の「ズレ」や「歪み」を評価しているわけではありません。
見た目の問題ではなく、機能（きちんと関節や神経が働いているか？）を評価し、治療しています。
極論すれば、見た目がゆがんでいても、十分に関節や神経が働いていれば良いのです。（見た目の歪みも個性のうちと捉えます）

少しm&mの質問の意図とは違っていますが、参考になれば幸いです。

m&m様

私も便宜上歪み、ズレとかを使いますが、他の良識ある先生がお答えされている様に、歪みはどんな歪みだったのかという事です。

歪んでいても機能が大丈夫ならそれで良しということですが、器質的な側湾症ならそうだったのかもしれません。

身体の症状（冷え性、生理痛、頭痛、疲れやすい、風邪を引きやすい等々）や病気または凝り痛みがなくて、朝から元気であれば気にする事ないと思います。

m&m様

他の先生方もご指摘のとおり、「ゆがみ」という言葉は、何を指すのかが曖昧で、難しい表現だと思います。

例えば、健康な状態を目指すために、体がきれい左右対称である必要は無いかと思います。

ただ、もし、何かしらの不調のために、身体を変化（改善）したい、ということであれば、m&mさんのご年令であれば、決して手遅れということもなく、十分に改善可能です。

私の専門分野であるカイロプラクティックでは、背骨（と神経）を重視していますが、適切な処置とアドバイスにより、どの年齢層の方でも、身体を改善させています。むしろ、年齢を重ねるにつれて、身体をメンテナンスするか、しないか、で身体の状態も変わってきますよ。

ですので、どうか、ご質問の点につきましては、ご心配なさらないでいただきたいなと思います。

他の先生が述べている''側弯症''についての研究論文がありますので、ご参考にしてみて下さい。

http://www.trinity-chiro.com/scoliosis_report.pdf

何かお力になれる事がありましたら、ご連絡下さい。

<TRINITYカイロプラクティック(国際基準) 院長 黒崎勇人
http://www.trinity-chiro.com/
オーストラリア政府公認 応用理学士(医科学)
オーストラリア政府公認 カイロプラクティック理学士

はじめまして、m&mさん。
翠明館治療室の神薗といいます。

体の歪みについてですが、いわゆる歪みというのは多かれ少なかれ誰しも持っているもので、日常生活の様々な場面で、様々な姿勢をとり運動をしますので、その際に働く筋の緊張度の左右、上下、前後のアンバランスによって、部分的に、時として全体的に骨格のアンバランスを生じてしまうのは、ある程度は仕方のないことです。特に辛い症状がない場合、日常生活に支障がない場合は、特に治す必要なないでしょう。

ただ、そのまま放って置くと、次第に様々な症状が出てくる場合がありますので、体のアンバランスを日常生活の中で調整していくようにしていきましょう。

例えば、キッチンでの作業や掃除のときの姿勢や体の使い方、仕事のときのデスクワークなどの際の姿勢などを気をつけることによって、改善する事が出来ますし、必要以上にアンバランスを悪化させることはありません。

お勧めの運動は、操体法という、仙台の医者が考案した運動方法があります。参考になる本もたくさん出版されていますので、お近くの書店で探してみてください。

こんばんは。

身体のゆがみは誰にでもあるものです。逆に言うとゆがみがない人はいないと思います。
日常生活を送っていれば必ずゆがみが出てきます。
園ゆがみがm&mさんにとって、どんな影響を及ぼしているのか？これが重要です。

人間の身体は退行性変性（年齢と共に退化していくこと。）していきますので、若い方が何事にも適応力はあると思います。
ただこれは個人差がありますから２０歳でと言い切るのはどうかと思います。

状態をきちんと診てもらい適切な治療を行えばよい状態になると思います。

お大事にして下さい。

ｍ＆ｍ様
症状が有る場合は勿論ですが、症状が無い場合でも１度受診されると、どの様な原因から歪みが起きているのか分かる可能性があると思います。歪みの原因も様々で、それによって起きている症状も色々です。しかし他の先生方が回答されている通り、必要以上に気にする必要がない事もたしかです。

m&m さんへ

ご質問頂きありがとうございました。
「女性は20歳までにゆがみを治さないと治らなくなるからそれまでに病院に通ってきちんと治しなさい」と言われたことで悩んでおられるようですね。

そもそも「治す」という言葉自体が曖昧な表現だと思います。成長期に治療する方が良いということは誰しもがご存知だと思います。
成長期を過ぎて成人期に入ると骨格や筋肉などが出来上がり、それからは歪みに対しての変化は少なくなってくると思います。
こういう意味で言っているのではないでしょうか？
ともかく歪みがあれば治された方がよろしいと思います。

以上、ご質問に対する回答といたします。