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対象:住宅設計・構造

建築家になったきっかけを教えてください

住宅・不動産 住宅設計・構造 2009/01/09 12:35

この春に小学校にあがるおいっこのことなんですが、
彼はとても建物が好きなんです。
お絵かきも間取りの絵やビルの絵、ブロックでも紙でもねんどでも、
家ばかり作っています。

「けんちくか」という言葉も知っていて、将来なるのと言います。
兄弟の中でも想像力が豊かでおもしろいものを作るし、
6歳児ながらなかなかかっこいいので、
ちょっとへなちょこなところがどうにかなれば
夢じゃないんじゃないかと思っています。

ただ、本人は、けんちくかになると言いながらも
「でも、これはおもちゃだからできるけど、
大きいのはむずかしいかもしんない。
これくらいがちょうどいいんだとおもう」
と、むつかしい顔でやっぱりへなちょこなことを言います。

こんなおいっこに、すきなら本気でやってみなよと
早すぎるのは承知で歯がゆい気持ちでいます。
うどんとラーメンで迷いに迷った末、
「両方すきで決められないから」とハンバーガーで妥協してしまう、
いつもの調子で一番すきなことを遠ざけてしまうのではないかと・・・。

こんなおいっこのために、みなさんが建築家になろうと
思われたきっかけを聞かせていただけませんか?
彼がもうちょっと大きくなって、ハンバーガーを選ぶようなことを
もししそうになったら、読ませたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

補足

2009/01/09 12:35

みなさま、ご回答ありがとうございます。
みなさまの思いが伝わってきて、うるっとしてしまいました。感動しました。
おいっこの、選べなくてハンバーガーに行ってしまうところも、
愛すべきところなのですね。大事にしようと思います。

私もちょっと、今からあまり決めつけてもいけないと反省し、
「うたを歌う人はどう? テレビに出たりするの」
と提案してみたところ、うーんと考え込んで、
「でも、ぼくはさ、家をつくったりしてるから、テレビには出られないよ」
と、申し訳なさそうに言われました。
どうやら未来のおいっこは大変忙しいようです。

将来、彼が本当にけんちくかになったら、またここでご報告させていただきたいです。

グエルさん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )

回答:7件

どんどん好きな事を応援してあげてください

2009/01/09 14:12 詳細リンク

グエルさん 書き込みありがとうございます。
素敵ですね!こういう書き込みをいただくと、個人的にとても嬉しい気持ちがします。

個人的な経験の話をすると、僕自身は小学校の頃、大好きなスポーツが病気で出来なくなった事があります。その時は、人生あきらめの気持ちもありながら「じゃ、物造りや絵を描く事が好き!」と切り替え、次に漫画家を目指しました。小学校6年生の頃ですね。中学校の3年間くらいはひたすら絵を描いていましたが、「絵は書けるけど、漫画に大切なストーリーが書けない」ということにまた挫折しました。

そんな時に、TVのドキュメンタリー映像で建築家の存在を知りました。絵が描けるし、それがものになる!こんな仕事が世の中にあるんだ!・・・と衝撃が走りました。でも、高校の頃は「どうすれば、いい点数をとっていい大学に行けるか?」ということに夢中になり、建築の事も頭から離れたりしました。

(追記につづきます)

補足

(つづきです)
しかし、人生は面白いもので、大学受験に失敗して残された大学を見ている時に「建築学科」と出会う事になりました。そして大学で建築学科に入り、建築に没頭して行きました。大学生の頃は、日本でも著名な建築家のアトリエに、2週間電話してアルバイトのOKをもらって弟子入りした事もあります。今でいうとある意味ストーカーですね(笑)。

ただ、僕の人生において「大学の時に業界の一流の人とふれあう事が出来た」というのはとても大きな経験でした。設計事務所につとめている期間も「いつかは自分自身で表現できる建築家になりたい」という思いが明確だったのは、この大学の頃の経験があったからかも知れませんね。僕の経験をお話ししましたが、おいっこさんに対して出来る事は「彼が何をやろうとも、応援してあげること」だと感じます。時に好きな事は1つだけでなく2つ3つと好きなだけやる事も出来るんだよという可能性を感じさせてあげることが大切でしょう。

おいっこさんの素敵な将来を祈っていますね。

八納啓造 拝

回答専門家

八納 啓造
八納 啓造
(建築家)
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夢があるのはいいですね

2009/01/10 08:16 詳細リンク

かわいらしい甥っ子さんですね。
周りの皆さんの愛情につつまれて
健やかに育っている様子が
目に浮かびます。

建築家がコックさんに変化しても
「好き!」と言える気持ちがあれば
大丈夫なのだと思います。

特に建築家、ということでもないのかもしれませんが、
「好き」なことは、なかなかあきらめられないし、
遠回りしてもいつかたどり着いてしまうもののような気がします。

ハンバーガーを選ぶのだとしたら
ハンバーガーもいいなあ、というちいさな「好き」の芽が
あるのかもしれませんから、つむこともないかもしれません。

アドバイスとしては、
実際のいい建築を体験させてあげてほしいと思います。
私自身は、コルビジェのサヴォワ邸の写真で、
実際に学生の頃見に行きましたが。

京都の古建築に感動するかもしれないし、
金沢21世紀美術館の楽しさが心に残るかもしれない、
東京カテドラルの荘厳さにショックを受けるかもしれません。
工事現場を一緒に眺めるのもいいですね。

言葉も心に残るけれど、
そこで立ち会った空間の感動というのは、
一生残っていくと思います。

その体験が、
どこかで実を結びますように・・。
また、甥っ子さんと建築まわりなんて
楽しそう!です。

(写真は十和田現代美術館と古民家)

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村上 治彦

村上 治彦
建築家

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はじめは父の後姿でした。

2009/01/09 19:27 詳細リンク

私の場合は、父の影響だと思っています。
父はかつて工務店を営んでおり、
小さい頃、たまに現場に連れていってくれました。
そのときは楽しくて仕方がなかったことを記憶しています。
中学生の頃から、何のためらいもなく、
自分の仕事は建築に携わることだと思っていました。
なぜか独立することも当たり前のように思っていました。
しかし、絵はへたくそ、芸術的センスもまったく見られず。
にもかかわらず、今、設計事務所をしているのは、
八納さんと同じく、大学時代の経験でした。

大学のときにいい先生にめぐり合えたからです。
設計製図という授業(建築科の中心となる科目です)で、
非常勤で来られていた新居千秋さんという先生の事務所へバイトに行き、
建築の楽しさを知りました。
もう、楽しくて楽しくて、難しくて難しくて、
どんどんとのめり込んでいくのが自分でも良く分かりました。
それからは進め、進めの毎日です。
好きなことですから、何やっていても楽しいので、
その分上達?しました。
スケッチも毎日毎日書きました。
毎日3枚でも1年で1000枚です。
それなりのものが描けるようになります。
「好きこそものの・・・」という言葉だけで、
ここまで来たと思います。

今、専門学校で設計製図を見ていますが、
気持ちが外から見えるくらい建築が好き、
という学生は確実に伸びていきます。
「好き」というものほど強いものはないと思っています。
なので、設計で行き詰ってへとへとになっている学生には、
「建築、好き?」と聞きます。
「好き」という言葉が返ってくれば、
ちょっとしたアドバイスで問題なしに進んでいってくれます。

最後に、素直な感想なのですが、
うどんかラーメンか迷って、ハンバーグにする、
というのはすごい感性だと思います。
その幅広い心をずっと持ち続けてくれるといいですね。

平原 光人

平原 光人
建築家

5 good

かけがえのない宝物ですね

2009/01/14 09:52 詳細リンク

こんにちは。
こういった意見や夢を持てるというのは文面を拝見していた私自身も素直に嬉しくなりました。

私の場合、もともと父が大工で、幼いころから建築現場をよく見ていたことと、
物を作るのが好きだったことが建築家になったきっかけだと思っています。

学生の頃は学業よりも絵を描いてみたりデザイン創作することばかりに夢中になっていました。
そのような縁からデザイン系の学校に進み、身近にあった建築を専攻し、今に至りました。

夢中になって一生懸命になれるものを見つけたらそれは一生のかけがえのない宝物です。
その宝物を大切にし、いつまでも輝いていれるような素敵な立派な”けんちくか”になれることを
期待しております。

私も子供に夢を与えられるよう一層、創作活動に励んでいきます。

野平 史彦

野平 史彦
建築家

11 good

建築家への道

2009/01/14 13:42 詳細リンク

私事ですが、正月に右手を怪我してパソコンのキーボドを触るのもままならず、このちょっと微笑ましい問いにお応えできずにおりました。やっと少し指が動かせる様になってきたので、遅まきながら書かせて頂きます。

私は大学では当初、機械の設計をしておりました。しかし、就職時期になってこのまま就職してしまっていいのか?という疑問が沸きました。機械の設計というのはシンプル・イズ・ベストが基本です。確かに無駄を省いて研ぎすまされたものの中に機械の<美>があります。しかし、ものにはもっと造り手の人間くささがあってもいいのではないか?と思ったのです。それで、早稲田の建築科にでも編入学しようと思ったのですが、担当教官が、今度うちの建築科に丹下さん(丹下健三:日本を代表する建築家)ところの番頭さんが教授として赴任してきたので、一度相談に行ってみたらどうだ、と言うので行ってみると、「俺がいるんだから他に行くことないよ」と言うので、そのまま建築科に移りました。
それで一所懸命勉強したか、と言えば、そうではありません。学費を稼ぐためにバイト三昧、あとはジャズ研でピアノ三昧。ジャズでは食えないので、ポップス系のバンドに曲を提供していて、もしかしたら作曲家?という夢もありましたが、また就職の時期になり、「卒業制作で賞を貰ってから自分で設計事務所を廻ります」という僕の言葉に教授も呆れ、卒業間近の3月に入るまで就職先は決まりませんでしたが、たまたま東京の設計事務所から声がかかりなんとか就職。美術館、博物館、図書館といった公共建築物の設計に携わり、毎日深夜までスケッチと模型づくりの繰り返し。
5年ほどそんな生活をしていると、頭の中が空っぽになったような気がして、海外に飛び出し、ロングバケーション。イタリアの大学でブルネレスキというルネッサンス期の建築家(建築家と呼ばれた最初の人)の研究の傍ら、文筆活動で作家の道を探り

補足

写真を撮りまくっては写真家の道を探り、常にそんな浮気心を持ちながら、結局、独立して設計事務所を開き、今も建築の設計の仕事をしています。

これって、おいっこさんのハンバーガーの話しとちょっと似ている様な気がするのです。

人には二通りあって、メニューを見てあれも食べたいこれも食べたいと迷う人と、これも食べられないあれも食べられないと迷う人がいます。何かを産み出そうという人は明らかに前者でなければなりません。特に、建築にはその素養が必要である気がします。

画家、彫刻家、音楽家、建築家、あるいは小説家、評論家というように、「家」が付く職業がありますが、この「家」とは思想・哲学を意味しています。言い換えれば「独自の世界観を持ち、それを表現する人」ということです。絵や彫刻、音楽はその世界観を表現するための手段にすぎません。
しかし、画家や彫刻家、音楽家、小説家などはまず自分で作品を作ることができますが、建築家はそうはいきません。人から頼まれて、人からお金を出してもらわなければ、自分の作品を作ることができないのです。
ですから、私達はまず人の信頼が得られる人間にならなければなりません。若いうちはなかなか信頼して大金を預けてくれる人はいませんから、私達は様々な知識や経験を積んで、40を過ぎてやっとデビューという感じです。そうしてやっと自分の世界観を表現し始めることができる訳ですが、建築には様々な制約がつきまとうので、そうそう満足のいく作品ができる訳ではありません。建築を志す人は皆、建築家と呼ばれるようになりたいと思っています。私もそうです。しかし、最近、私は建築家になるには人生が短すぎるような気がしています。裏を返せば、建築とはそれだけ奥が深く、挑戦しがいのある仕事なのだということです。
死ぬまで建築を悩み続けていられたら、こんな幸せなことはありませんね!?

青木 恵美子

青木 恵美子
建築家

3 good

建築家になるきっかけ・・・それは

2009/01/15 22:49 詳細リンク

グエルさま
はじめまして! AAプランニングの青木恵美子です。

最近ハードスケジュールで、あまり質問に答えられず。。。
しかし「建築家になったきっかけ」のご質問の答えを拝見して、そうなんだ。。。と何だかうれしくなり、遅まきながら私も答えさせていただきますね。

私が「建築家になりたい!」と決心したのは中学3年生の時です。
きっかけは、同級生の病死 でした。 小児ぜんそくを患っていた同級生は、主治医が間に合わず死に至ってしまいました。14歳では家族等人の死に遭遇する経験は、まだそれほどありませんね。
私も始めてで、人の死 にとてもショックを受けました。普通でしたら「死」を救いたいと医者を選ぶのでしょうが、どういうわけか私は「人が楽しく暮らせる暮らしを創りたい!」と「死」の反対の「生」を選び、''「暮らしを創りたい!」''と強烈に感じて「建築家になりたい!」と思いました。

しかし、その前に私の中には ''建築家'' というモノが漠然とあったようです。
画像は私が5歳の時の絵です。普通5歳の女の子の絵は三角屋根の外観と太陽と女の子。。と言うのが定番だと思いますが、私はいつも家の中の様子を描いていました。
きっとこの頃から ''人の暮らし'' に興味のある子だったようです。

そして50年変わらぬ思いで、今も「箱をデザイン建築家」でなく''「暮らしをデザインする建築家」'' として仕事をしています。

きっと甥御さんもそんなんでしょうね。。。。

横山 彰人

横山 彰人
建築家

4 good

建築家という職業

2009/02/14 11:22 詳細リンク

おいっこさんは将来建築家になるような気がします。小さい頃の思いは意外に強いものです。

私がうれしかった事は、設計した当時幼稚園だった女の子が建築の大学に入った事。私の設計した住まいが面白く楽しかったからだそうです。

私の場合は、特に強い思いがあったわけではなく、自分の仕事が自分が死んでも残っていくような仕事を選びたいという漫然とした考えでした。
しかし、様々な職業を自分の性格と思考を考えると建築家という職業が一番あっていると思いました。
人は住まいによって、家族やそこで営まれる暮らしは大きく影響されます。また建築は環境も創っていく仕事でもあります。

美しい街並も一軒の家から始まります。社会、環境、人間 に直接携われる建築家という仕事にやりがいと、生きがいを感じています。 ですからストレスは全く感じません。

大人は子供に職業を強制する事はできませんが、建築家の仕事は人に夢を与え楽しい職業だという事をお話してください。

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