対象:住宅設計・構造
年老いた親と同居することになり増築を計画しておりますが、現状で1階に12?(約6帖)を増やすと建ぺい率をオーバーしてしまうようです。後付けですが一部アルミ製の温室のようなものがあり、それを撤去するとクリアできるのですが、あると防犯上安心できるものなので、屋根だけを取り除き、壁(ガラスの高い塀のイメージ)だけを残す場合でも建築面積に算入されるのか教えて頂きたい。ちなみにそれは建物から1.2m飛び出しております。
行政に相談に行くのが早いと言われるとその通りですが、ある程度知識があると相談へも行きやすいと思いここへ投稿しました。
宜しくお願いします。
キノさん ( 千葉県 / 男性 / 37歳 )
回答:2件
福祉の面から
こんにちは
ご両親を迎えられるとのことですが、部屋一つをくっつけたように増築する方法は後で不具合が生じやすいです。
たとえば「増築した部屋から夜中トイレへ行きやすいか?」とか「外出時や避難時に出やすい場所か?」などご家族でまず確認されることをオススメいたします。
できれば住宅内部をいじって、ご家族が住みやすくなればよいのですが面積・費用などクリアしなければならないことも多くなりますよね。。
介護が必要になったとき、いつか外部サービスを受けられるときがやってきます。
そのときにまたリフォームが必要にならないよう今ご相談されている設計者ともう一度ご家族のライフスタイルを見つめ直されてはいかがでしょうか(^^)
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
終の棲家としての「介護福祉住宅・障がい者住宅・車椅子住宅・高齢者住宅」の考え方をアドバイス致します。
本田 明
工務店
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屋根がないなら当然建築面積には算入されないのですが
建築面積の具体的事例については、解釈により非常に微妙な所があります。
(住宅でも、カーポートやポーチ、深い軒の出など)
ですので、本当のところは図面を見ないとわかりません。
質問の趣旨だけしか建築面積の算定に微妙な問題がないと仮定すれば、
屋根がないのでは当然、
「建築物」とは看做されず、「建築面積」に算入さません。
当然、「建ぺい率」の計算にも算入する必要はありません。
「確認申請」では、温室部分はないものとして申請することは可能ですし、
それで、「確認申請」が下り、工事を着手することも可能です。
しかし、温室の屋根材だけ撤去して、
その屋根の受け材が残っているような状態で、
果たして、「完了検査」を受けたときに、
建ぺい率オーバーを指摘されることがないか?
というと、微妙な問題です。
そのような状態で、「完了検査」を受け、すぐに元に戻す、
ということは容易に推測されるからです。
お客様からすれば邪推かもしれませんが
検査官からすれば(我々設計者にしても)、
合理的推測が成り立ちうるともいえるからです。
お客様からすれば、法律上OKなら、
そのように説明すればいいだけではないかということになりますが、
何度も仕事として、
検査官にお付合いしなければならない「工事監理者」としては、
そのような検査官の心証を悪くするようなことは
あまりやりたくないものです。
私は、経験からすると、そのようなヤバそうな仕事を請け始めると、
どうも、そのような業務が得意そうに思われ、
次々とそのような仕事ばかりが舞い込んで来ました。
やはり、
検査を堂々と受けられるような仕事をすべきだと思い直し、
お客様にもちゃんと説明し、
そのようなことはしなくなった思い出があります。
※「・・・」の用語は建築基準法で明確に定義された法律用語です。
(現在のポイント:-pt)
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