外構を依頼先の探し方

ガーデナー建築家の勝田です。
お悩みの点、良く理解できます。しかし、なかなか難しいご質問です。私自身が長年悩んできた問題なのですから・・・・

建物までを理解する造園家は少ないですし、また、植物・造園を理解する建築家も非常に少ない事も事実です。私の場合、自分が設計した建物にそぐわない造園をされるのが嫌で、植物と庭を研究するうちに自分の設計する建物は、ガーデナー建築家として外構・造園まで自身で設計監理するようになりました。小規模な造園は設計施工してしまいますが、ある程度の規模がある場合は、「その地域」で気の合いそうな造園業者を探してパートナーシップとして仕事をします。「その地域」ということにこだわるのは、工事後のメンテナンスがし易い施工者を選びたいからです。最近では地域ごとに懇意とする造園業者も増えましたが、初めての地域で仕事をする時は、私もご質問者と同様、いつも気の合いそうな造園業者を探し出すのが一苦労なのです。

ところで・・・どのように探すかというと・・・実は効率の良い確実な方法はありません。
間口が狭く、まだまだアピールの少ない業界です。
最近ではホームページを持つ造園工事店も多くなりました。ガーデニングブーム以来、しっかりしたデザインをする方も多くなりましたのでまずは問い合わせして話をしてみることでしょう。中には昔気質の頑固親父の植木屋さんや、やたらと自分の考えを押しつけるガーデナーもおりますが、注文者の話を良く聞いてくれる姿勢を持つ方であれば信頼できる仕事をしてくれると思います。 適切なご回答とならず恐縮ですが、多少のご参考となれば幸いです。

おはなさん はじめまして やすらぎ介護福祉設計 斉藤です。私はガーデニングのプロではありませんが、同じような内容の相談をよく受けますのでご参考にしていただければ幸いです。

最近の住宅事情は建物と外構がバラバラに発注されることが多く、コンセプトが合わない建物が増えてます。
住まわれる方がどんな雰囲気の外構を望んでいるかを伝えないと出来上がりにがっかりしてしまいますよね・・

おはなさんの望まれる外構のイメージはお決まりでしょうか？緑豊かな植栽の多い外構と相反するものはコンクリートで出来た駐車場スペースやウッドデッキなど人工的なイメージの外構になると思います。

建物に合う延長のデザインをご希望でしたら、建物に使用したサッシメーカーのエクステリア部に依頼するのもひとつです。サッシの質感・カラーをカーポートの支柱や外壁フェンスにも取り入れることで一体感が出ます。
合わせて植栽のプランもたててくれるので、見積もりでイメージパースを作ってもらってみてはいかがでしょうか？

初めまして。ギルド・デザインの磯村と申します。

ネットで建築デザインと相性の良い方を見つけるというのも一つの方法だと思いますが、建築デザインによっては、けっこう見つからないように思います。僕の経験でも、そういう方は、なかなかいなくて、任せてしまうと「こってり」になってしまい、後から修正したりしました。

当たり前のことだと考えていますが、外構も、建築家がトータルに計画すべきものだと思います。
今のお住まいに建築家が関わっていないとしても、お好きな建築デザインをしている建築家を探して、外構デザインを依頼するという方法があると思います。
建築家がリフォームを依頼された時に、既存部分とのつながりを意識してデザインを提案するという考え方の延長線上に、「外構」があるということだと思います。
少なくとも、建築家のほうが、客観的に全体を見る経験を多く積んでいると思います。施主の要望と既存デザインの調整をはかり、施主にイメージを伝え、植木屋さんとの打合せをして、バランスの良い外構デザインを実現してくれるものだと思います。

おはなさん はじめまして！

建築と外構は基本的に別々に考えるものではありません。
敷地そして敷地周辺の景観と一体となって、外部空間だったり、内部空間だったりするだけだと考えていただければわかりやすいかと思います。

結論から言えば、建築家に依頼すべきだと思います。
空間を総合的に組み立てる能力に長けているからです。
ただし、造園・植栽の知識を地域の造園プランナーとコラボレーション（共労）してもらうと良いと思います。

ＣＧは某大手ハウスメーカーで建てた住宅の外構による住環境の修景を依頼されたものです。実際の写真はクライアントの都合で掲載できませんが。。。



建築倶楽部／前田敦

大塚です。
ずばり、建築家がよろしいかと思います。
特に外部空間を上手に
計画する方がいますので探してみてください。

敷地全部を計画するのが建築家の仕事です。
相性が合いそうな建築家を探してみてください。
がんばってくださいね。
ノアノア空間工房