対象:一般歯科・歯の治療
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10月、11月と歯の治療に専念し、奥歯の両側にある虫歯を削り詰め物をしました。ところが、治療後数週間たっても、熱いものや冷たいものしみて痛みます。また、それとは別のタイプの鈍痛のような痛みなのですが、硬いものをかむことができない状態です。歯科医は「最新のセメントを使用しているのでひょっとしたら刺激が強く、痛みが続いているかもしれない、様子を見てみましょう」と言われているのですが、日々の食生活が楽しくなくなってしまい憂鬱な気持ちが続いています。この症状はしばらくすれば緩和されるのでしょうか?
Makojiroさん ( 東京都 / 女性 / 45歳 )
回答:1件
山内 浩司
歯科医師
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お痛み、取れるとよろしいですね。
歯のお痛み、特に噛む事がままならない状況、ご心痛お察し申し上げます。
御担当医さまの「最新のセメントを使用しているのでひょっとしたら刺激が強く、痛みが続いているかもしれない、様子を見てみましょう」というお言葉にほんの少し足し加えさせていただきます。
現在のセメントの多くはレジンセメントという大変強固な接着力を有するものです。この特性自体は、お口の中というなかなか被せ物に対しては厳しい環境の中で有利に働いてくれます。しかし、レジンは固まる時に重合収縮という寸法変化を伴います。簡単に申し上げると、ゲル状で歯と被せ物の間にセメントを挟みそして固めるわけですが、ゲル状からソリッド状に固まる時に少し縮むのです。この収縮により、象牙細管(虫歯などを削った表面)がやや引っ張られ、知覚過敏の起因になる事もあります。
また、多くのセメントは、付ける直前に2つないし3つのゲルやリキッドやパウダーを混ぜ合わせて使用します。この混和が不十分ですと、未重合層といって固まらない部分が生れてしまいます。歯髄(歯の神経)に近い箇所で未重合が起こり常に化学的刺激を歯髄に伝えてしまう事になれば、やはりお痛みの原因になりえます。
時間の経過と共に、お楽になられる事をお祈り申し上げます。
評価・お礼
Makojiroさん
いろいろ丁寧なアドバイスをいただきありがとうございます。未だに痛みはとれませんが、あと数週間ほど様子を見て、それでも痛みが続くようでしたら再度治療をしたいと思っています。また何かありましたら宜しくお願いいたします。
Makojiroさん
歯髄炎の疑いはありませんか?
2007/12/14 15:39ご回答ありがとうございます。現状の熱いもの、冷たいものがしみる症状は、セメントの収縮により知覚過敏に近い状態が引き起こされたせいなのですね。もう少々様子を見てみます。しかし、もう一方で気になるのがかみ合わせです。肉やナッツ類、繊維質の硬い野菜などの歯に力を入れる必要のある食品は、噛むときに歯の根元のあたりが痛く食べることができません。ネットで調べると、こういう状態の場合に歯髄炎の可能性あるとの内容の記事が掲載されており、もしそうだったとしたらせっかく詰めた数十万円もする歯を壊し、神経を抜くほかないだろうかと不安に思っています。どのように対応したら良いでしょうか?もし歯髄炎も炎症の一種だとするなら、抗生物質などの医薬品で炎症をとることはできますか?そのほかに、何か炎症を抑える方法があったらおしえていただきたいと思っています。たびたび申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
Makojiroさん (東京都/45歳/女性)
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