対象:インプラント・歯科口腔外科
10年程前に入れたインプラント(前歯1本)について、最近気になる症状があって質問します。
前歯を差し歯へ(約15年間)→事故で差し歯が駄目になり取り外しが可能な入れ歯へ(約2年間)→インプラント(約10年間)の生活です。
インプラントを入れるまでの間に歯茎が痩せてしまい、入れた歯の接合部の歯茎には盛り上がりなど無く、どちらかと言えば凹んだ状態です。
食べカスが入らない様にと心がけているのですが、最近、歯茎を指で押すと「嫌な苦味のある汁」が出ます。
虫歯でかかった近所の歯科医師には「歯茎の色が紫なのが気になる」と言われました。
「もしかしたら歯茎が膿んでいるのか?」と心配です。
前歯は噛み合わせ上、前後に押される力が強く、インプラントのチタン軸に負担がかかり、固定されてた軸がぶれる心配があり、インプラントには不向きだと言われました。前歯に負担をかけない様な噛み方を心がける様にと医師に言われ、注意してきました。
今、指で触ってみると、歯がぐらつきます。
チタン軸が動くのか、チタン軸に接着しているセラミックの歯が取れかけているのかは分りません。
高価な治療費を払って入れたインプラントなので、末永く使って行きたいし、前歯だけにブリッジや入れ歯は嫌です。
10年前に施術をしてもらった歯科医師は病院を退院。
近所にもインプラントについて相談できる歯科医院がありません。
どう対処したらいいのか?、安心して使っていく為に今すべき事は?、まだ使える?再手術が必要か?・・・など不安がいっぱいです。
咲麗ままさん ( 愛知県 / 女性 / 36歳 )
回答:2件
インプラント周囲炎の疑いがあります
愛知県はインプラントの盛んな県の一つです。まずはレントゲン検査をおうけになることをお勧めします。インプラントの症例数の多い先生ほど術後のトラブルにたいするカードをたくさんもっているものです。いくつかの医院で相談しばあいによってはCT検査をうけることも現状を知る方法です。
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山内 浩司
歯科医師
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インプラントにも詳しい歯医者さんにご相談ください
インプラントは、チタンと我々の骨が癒着するオステオインテグレーションという現象を利用して歯根の代わりとします。骨(歯槽骨)と癒着しているので、フィクスチャーと呼ばれるインプラント歯根は動揺することは無いはずなんです。
ご相談者さまの状態のように歯がぐらついている場合は、フィクスチャー自体が骨癒着を失っているのか、アバットメントという支台にあたる部分とフィクスチャーを接合するねじの部分が緩んでいるのか、または、上部構造体のセラミックスが外れているのかのおそらくいずれかであると考えられます。
それぞれにより対処も異なります。フィクスチャー自体が動揺してしまっている場合には再手術が必要になることもありますが、それ以外であれば、上部構造の再製などでも対応できるかもしれません。
歯茎の変化は、インプラントのいずれかの弛み部分の隙間への感染とも考えれれます。早急に正確にご診断いただける歯医者さんを探してみてください。
原因が確かでない違和感は大変不安なこととお察しいたします。まず、正確な診断をしていただくことで少しでも不安が安心に変わるとよろしいですね。
(現在のポイント:-pt)
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