対象:インテリアコーディネート
キッチン・ダイニングの照明についての質問です。自宅は明るいシンプルモダンな家にしたいと考えているのですが、食卓については暖色系がいいなと思っています。ダウンライトがいいのか、それとも上から吊るライトか。色合いや明暗など、照明選びのポイントなどをぜひ教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
回答:2件
点と面
照明の計画は場の「大きさ」のつくりかたにもなります。
空間に人の集まる点をつくるか、面をつくるか。
ぼくの設計したこの住宅では、リビングの吹抜の天井に向けてハロゲンランプのアッパー照明で、天井をライトアップ。天井からの柔らかい白のバウンス光でまずは場のひろがりをつくり、そこにルイスポールセンのペンダントを下げて、白熱球のランプの暖かみのある光の点の下にダイニングテーブルを置きました。
キッチンはダウンライトを4つ配置して、キッチンに影ができないようにしています。照明がひとつだとキッチンで作業するときに手元に影ができたりするから、複数の照明を使うのがポイント。
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照明の選択
照明器具選びは難しいですよね。照明には色々な種類があり、デザインも様々です。また、天井の高さや空間の大きさによっても選び方は違ってきます。選ぶときは、その部屋をどう使うのかが照明選びの大きなポイントになります。全体的な明るさが必要なのか、部分的でよいのか、あまり照明器具を見せたくないのか…など。
意匠的なところでは、天井をシンプルに見せたい場合、私は光源を見せたくないのでダウンライトをよく使います。ペンダントライトは、空間のアクセントとして使っています。形、色、素材によってその空間に与える印象は色々ですので、空間の雰囲気に合ったデザインの照明を選ぶことが大切です。
機能的なところでは、ダウンライトは直接光として全体を照らすものと局部的に照らすもの(光の範囲が狭いもの)があります。テーブル面だけを照らしたいときは照射範囲の狭いものを使います。
ペンダントライトは、手元を照らしながらライトのまわりも明るくします。ですので天井が高いときなどは意匠的にも有効でしょう。ただ天井が低い場合には、あまり適さないこともあります。天井を低く見せ、圧迫感を感じさせてしまうのです。
光源としては、私はレストランなどの店舗設計もしていますが、テーブルの上の食べ物があたたかく美味しそうに見えるように、白熱系のライトをよく使用します。オレンジ色の光は、ものをあたたかく見せてくれます。そして白熱系のライトは、光の強さを調節できるので(蛍光灯でも調整は可能ですが、あまりよく機能しません)、空間の雰囲気を創りやすいのです。また白熱系のランプは、スイッチの入り切りの回数が多い箇所にも適しています。
空間は、照明器具のデザイン、光源の種類、そして光の位置によって大きく変わってきます。イメージに合ったものを上手に選びたいですね。
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