鬱病と診断されました40歳管理職です

心と体・医療健康心の病気・カウンセリング 2013/02/17 14:08

現在、40歳の会社員です。昨年の九月に東京本社から福岡支社へ支社長として着任することになりました。
この機会にお付き合いをしていた方と結婚をして、福岡へ二人でやって来ました。
支社には、三年目の女性社員と入社したての女性社員がおり、赴任後二ヶ月が過ぎた辺りから私への風当たりが強くなり(支社長なのに、なんでこんな事が出来ないのかなど。)、上司部下の関係が崩れ始め、今では完全に呆れられ、見下されています。
この頃より、記憶力の極端な低下と、会話力、人付き合いが苦しくなり始め、先日心療内科を受診し鬱病と診断されました。
医師の診断では、今の環境を変えないと回復は難しいのでは、と言われているのですが、実は以下の様な幾つかの事情があり、簡単に本社勤務に戻して下さいと会社に懇願しずらいのです。
1)赴任して、まだ半年しか経っておらず、大企業でもない為自分の戻る部署があるのかどうか分からない
。
過去にほとんど本社から支社への転勤が無かった会社の為、かなり大々的に壮行会等をしてもらい、戻るとなると、かなりのバッシングが予想される

2)現在、約150万円程の借金があり、福岡で住んでいるマンションは、会社が家賃を直接支払っている為社宅扱いであり、東京に戻るとかなり金銭的にきつくなる。(これは自分の蒔いた種なので仕方がないのですが)

3)なにより、40歳で鬱病と診断されて自分自身でまだ受け入れられない

かなり長文になってしまい、申し訳ありません。

今の環境で休職をして、福岡に留まるべきか、思い切って本社への異動を懇願してみるべきか悩んでおります。
ただ全て会社がどういった判断をするかによるのですが。

自分はどういった気持ちを持てば良いのか、ご意見をお聞かせ頂ければ幸いです

補足

2013/02/19 17:18

国府谷先生、アドバイスありがとうございまし。
確かに、部下は支社長としてのアドバイスや決断を求めていました。
赴任初期は、環境が違えど今までの経験から
色々なアドバイスや、仕事の方針を話していました。
ただ、違っていたのは私が物事を悠長に考えていたばっかりに、部下二人は口だけで何もしない支社長と感じる様になったとおもいますし、実際に面と向かっても言われました。
全て自分自身が巻き起こした結果なのですが、もうどうしようも無いのでしょうか

現在、私がやるべき業務の一部を直属の長である本社の社長が行っているようです。
社長からは、支社の社員からはかなりのバッシングがあると電話で言われました。
支社長と言う立場上、休日出勤等の有無や勤務時間は自身での認可、判断になるのですが、それすらも本当に出勤しているのか
自分に甘く手当を付けているのでは
などの憶測を、社長に言っているらしいのです。そんな事は、断じてありませんが

先生がおっしゃる、本来の業務に関するご意見はもっともだと思いますし、かつて私も上司に同じ様な思いも抱いていましたので、気持ちは分かりますが、自身が今の状況にある今、正直あの環境に戻れる自信がありません。
本日も、社長より業務や部下からの執拗なバッシングがあった電話が後をたちません。
私がこんなでも、会社は動いているので悠長な事を言っていられないことは分かります。

今、自身の事を考えれば良いのか、会社や部下の事を考えれば良いのか分からなくなって来ました。
国府谷先生、たびたびで恐縮ですが再度
ご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

シュウとソラさん（福岡県 / 男性 / 40歳）

回答：1件

国府谷明彦
厚生労働省認定　産業カウンセラー

表面の事実に目を奪われて，本質を忘れていませんか

2013/02/19 16:36 詳細リンク

こんにちは。カウンセリングセンター聴心館国府谷です。精神医学や脳神経科学をベースに認知行動療法を中心とするカウンセリングをしています（医師法における診断・治療行為は致しません）。

シュウとソラさん，支社長として転勤されたけれども，そこでの人間関係に苦慮され，ご自身がうつ病と診断されるまでになってしまった。そんな自分の状態が現実として受け入れられないということなのですね。お気持ちお察しします。

ひとつづつ検討していきましょう。まず最初に，うつというのは，「うれしい」「悲しい」「怒り」などと同じひとつの感情です。気分が落ち込むという状態です。これが少し度が過ぎた状態がうつ病と言うことになります。何かの落伍者のような烙印を押された訳ではないことを，ここで確認しておきましょうね。落ち込みがちょっと強いと言うことです。

さて，それでは，次のことを考えてみましょう。シュウとソラさんの支社長としての一番根幹の仕事は何なのでしょうか？支社の社員とうまくやること？本社に対してうまくやっていると見せること？自分の借金や社宅の家賃を考えること？自分の健康状態を考えること？････そうではないですよね。支社としての業務を見据えて，確実に舵取りをしていくことですよね。

社員は個人的にいろいろな状況をかかえて，いろいろに感じ取り反応します。決して冷静客観的な反応を返している訳ではありません。でも，上司の舵取りだけは真剣に見守っています。シュウとソラさんが，対人関係などの表面に目を奪われて，肝心の舵取りを忘れていることが問題なのではありませんか？今，シュウとソラさんが心配されていることをうかがっていて，そんな印象を得ました。ちょっと検討してみて下さい。

さて，うつ病に話は戻ります。現実のうつ病は，メールの回答を読んだくらいでは簡単には治りません。抗うつ薬の投薬や認知行動療法によって徐々に回復していきます。状況の相談とうつの改善のお気持ちがあるならば，私どもでも対応できますので，その場合にはご連絡下さい。

シュウとソラさんの状況が良くなることをお祈りしています。いつでもご相談にのります。

聴心館WEBサイト http://www.choushinkan.com