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対象:住宅設計・構造

野平 史彦

野平 史彦
建築家

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「違反」という話しではありません

2010/03/25 17:06

meemee様

断熱工法には次世代省エネ基準の認定工法だけで100を越える工法があります。
認定を受けていない工法になると、数え切れません。
外張り断熱と言っても壁だけの場合もあります。
要するにトータルに熱損失の数値が基準を満たしていれば、断熱工法としての認定工法となります。
『床・壁・屋根』という表記がされていたとすれば、壁と屋根は外張りで、基礎断熱ではなく床断熱がされているとういことなのでしょう。
この様に基礎の断熱法を含めないで、壁と屋根だけで「外張り断熱」と言うことはよくある事です。
外張り断熱は通常、あなたがおっしゃる様に『基礎・壁・屋根』とするのが一般的と思われますが、
基礎断熱でも内断熱と外断熱があります。
いずれにしろ基礎で断熱するか、床で断熱するかは、床下を内と考えるか、外と考えるか、という考え方の違いで、本州ではまだ、床下を外と考える傾向が強いと言えます。
以上より、外張り断熱と謳って、床断熱となっていても「違反」という話しではありません。
基本的に「充填断熱」「外張り断熱」というのは、外壁の軸組の中に断熱材を入れるか、軸組の外に断熱材をセットするか、という、断熱材の位置の違いで便宜的に言っていることに過ぎないのです。

ちなみに、今流行りの「外張り断熱」にも未だに隠された問題があるので、宜しければ、私共の高断熱デザイン住宅お任せnetの「住宅断熱基礎講座」でもご覧頂ければ幸いです。

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この回答の相談

住宅の断熱方法(名称)について

住宅・不動産 住宅設計・構造 2010/03/25 16:48

自宅の建築を考えていて、ハウスメーカーなどに回っています。
そこで断熱施工について分からないことがあります。
「外断熱・外張り断熱」とうたっているのに、
『床・壁・屋根』で断熱している会… [続きを読む]

meemeeさん (群馬県/33歳/女性)

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