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対象:住宅設計・構造

森岡 篤

森岡 篤
建築家

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断熱材を貼り増す事の問題点

2010/01/29 14:45
(
5.0
)

nyannyanoneさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。

外張り断熱は優れた断熱工法ですが、構造体と仕上材の間に、柔らかい(構造体と比べ)断熱層が入ります。
木造の場合、仕上材と構造体の距離が離れるため、仕上材の保持が難しいという問題点があります。

断熱材を30ミリ重ねて貼ることで、仕上の保持がより難しくなっています。

元々どのように屋根仕上を支える納まりだったのか、断熱材を重ねるために、どのような納まりにするのか、十分検討する必要があります。


施工済みの防水シート、ルーフィング、合板を再利用するとのことですが、合板はともかくルーフィング、シートは、ピンで孔をあけて止めているわけなので、再利用は考えられないと思います。

合板も外して傷んでいたら、新材を使うべきです。


屋根断熱材を貼り増すことで、建物高さが30ミリ高くなります。
高さが高くなる場合は、申請上、恐らく軽微な変更では通らない、という問題点もあります。


参考にしていただけたら幸いです。

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評価・お礼

nyannyanone さん

わかり易く詳しくご解答いただきありがとうございます。

その後確認したところ、
防水シート(Mシート)、ミラフォーム50ミリ、ネオマフォーム30ミリ、通気層30ミリ、合板、アスファルトルーフィングの順番に施工となるそうで、

合板と通気層部分ではさんでバンドをされるような状態なので、ずれることはないと説明されました。

合板の転用も心情的に嫌なのですが、こちらに費用負担を迫られそうで、言い出しにくいです。

それより建築確認申請の軽微な変更ではおさまらないというのが非常に気になります。

屋根の高さは5センチ図面より上昇してしまいます。
高さの変更は確かに申請のしなおしとなっていました。

そうなった場合、どういった負担が必要になりますでしょうか?

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この回答の相談

屋根断熱の間違いの対処

住宅・不動産 住宅設計・構造 2010/01/28 01:08

新築施工中で、屋根断熱(外張り)でネオマフォーム50ミリのところ発注ミスでミラフォーム50ミリで施工されてしまいました。

業者との話し合いで、仕上がりと無駄な廃棄をださない観点から、ミラフォーム50… [続きを読む]

nyannyanoneさん (神奈川県/33歳/女性)

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