基礎断熱した床下の換気について

hercules様

基礎断熱をする、ということは、本来、床下を居室と同じ温湿度環境に保つということを意味しています。そう考えると、床下も居室と同じ様に換気をしてあげればいいということになります。
排気型の24時間換気設備が入っているなら、ダクトの1本を床下に入れ、排気すればよく、床下だけ単独に換気扇による換気を行ないたければ、床下の気積に応じた24時間型のパイプファンを入れておけば、それでも構いません(気積が小さそうなので、居室で使われる通常のもの1台で間に合うと思います)。

室内の空気を床下に引き込む様にするために、適当な位置に床ガラリを設けておくとよいでしょう。
(適当な位置、というのは、排気する位置とできるだけ遠い対角の位置)
尤も、何もしなくても床の隙間から入れば、それでもOK。

基礎の立ち上がりについては、その上に土台(大引)+根太という構成であれば、根太間が抜けているので、その隙間を抜けてゆきます。
そうでないなら、それなりの風道を作って上げる必要があるかもしれません。

基礎断熱については、RC基礎の立ち上がり部分だけではなく、ベタ基礎土間床面、外周廻り90cmは同様に断熱しておけば、夏冬、外気の影響は少なく(神奈川県なら)、強力な換気扇を付けなくても夏場の湿度は70%を越えないくらいになっていますので、大丈夫です。