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婦人科疾患は否定か・低体温や栄養バランスの乱れは?

2009/08/30 17:04

毎月の生理痛に加え、生理前の肌荒れ、眠気、イライラなどに見舞われており、加えて仕事に対する無気力感や、体力一般の衰えも感じていらっしゃるようです。この諸症状はPMSとともに自律神経失調症が示唆され、若干うつ病の要素もあると考えられます。

生理痛やPMSの原因として、子宮筋腫や子宮がん、卵巣腫瘍、胞状奇胎、子宮内膜症などの疾患が潜んでいることがありますが、複数の婦人科の検査で異常なしと診断されたようですから、これらの疾患は現時点でほぼ否定されたといってよいでしょう。

そのような基礎疾患が存在しないのに、ひどい生理痛やPMSに頻りに見舞われるのは、いかなる理由によるのでしょうか。子宮や卵巣を支配している要素には、女性ホルモンと自律神経などがあります。また心理的な影響も多分に受けています。

従って、ホルモンや自律神経のバランスを乱すような外圧があると、月経周期の撹乱要因になる他に、生理痛を増悪させてPMSを招く原因ともなります。またそのような外圧は心理面にも影響するため、うつ状態や神経症の症状も併発しがちです。

かようなバランスを乱す要素として注目すべきものの一つに、「低体温」と「栄養バランスの乱れ」があります。

人間の体温は36.5℃で一定していますが、35℃台ともなるとホルモンや自律神経のバランスを乱すほか、免疫力や代謝の低下を通して各種の不定愁訴をもたらします。お風呂に入らずシャワーだけという人が増えており、低体温の原因となります。

また糖質の過剰摂取やビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足は神経伝達物質やホルモンの異常を招き、月経周期の異常や生理痛の悪化に繋がります。具体的には甘いものや加工食品の摂り過ぎ、野菜や果物の不足などが原因です。

実際にそのようなライフスタイルになっているとすれば、それを改善することが先決です。このQ&Aやコラムで何回も述べておりますので、参考になさってください。

回答専門家

吉野 真人
吉野 真人
( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。

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この回答の相談

生理痛とPMSから心の病に?

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/08/18 17:29

こんにちは。
10代の頃から生理痛がひどく、34歳の今でも月経期だけでなく月経前にPMS(肌荒れ・眠い・イライラなど)もあり、年齢を重ねるごとにひどくなっています(出産経験なし)。
毎回症状が重く会… [続きを読む]

みぃ100さん (東京都/34歳/女性)

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