対象:事業再生と承継・M&A
新納 昭秀
経営コンサルタント
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二つのポイント
さて、同様のケースは、私のクライアントでも数件ありました。
やはり、著しい景気の後退で、これまでの取引が見送られるといった状況。
がしかし、そこで、諦めれば、すべては終わります。
こういったピンチにおいて、大事なことは、原点回帰だと思います。
まず、商売は、自分が売りたいモノを売るという行為ではありません。
相手の欲しいモノ、必要なモノを買っていただくという行為です。
取引を見送られる、買ってもらえない、という状況に陥れば、逆に
「何を欲しているのか?」
「何に困っているのか?」
を探る必要があろうかと思います。
つまり、自社の業態・業種・商材に関するこだわりを捨てて、
顧客のニーズを再度、掘り起こす必要があります。
そこで、欲しているモノが見つかれば、なりふり構わずの
喰らいついての営業で活路が見えてくるのではないでしょうか。
同様のアドバイスで、ある私のクライアントは、
「お客様が一番困っていること探し」のリサーチを行いました。
そこで、出た圧倒的な回答は、
「自分自身の商材が売れない。」
でした。すると、逆転の発想で、お客様の商材を売り歩く営業代行サービスを
スタートさせ、現在に至っています。もちろん、今後のブラッシュアップも
必要ですが、徐々に成果も見え始めています。
また、「門前払いを・・・」とのことですが、
これまで、営業マンとして動いた方々とクライアント様の関係は
いかがだったでしょうか?
仮に景気が悪くなっても、それなりの人間関係が出来ていれば、
世間話の一つや二つは、あたり前です。万が一、その関係が非常に薄いものに
なっていれば、あれこれの策を講じる前に、営業のやり方について見直しが
必要となってきます。
1,営業マンとクライアント様の関係を検証
2,顧客軸による逆転発想
以上、思いついたところを書き綴ってみました。
参考にしていただけたら幸いです。
健闘を祈っております。
補足
ビジネスの軍師 新納昭秀
企業理念ドットコム 代表
新納ビジネスマスターズ 代表取締役
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All About ProFileさん
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