【愛情の両立】

仲良くしたいと思って帰宅されても、奥様はお子さんと一緒に休まれていることが多いのですね。週の半分は起きていてと約束しても守ってもらえない。悩める依存男さんとしては、寂しい思いを抱えていらっしゃるのでしょう。奥様もお仕事と家事でお疲れのご様子です。お互いの愛情が同時に満たされていない状況なのですね。離婚を考えようにも、今度は、お子さんと離れることが怖く感じられてしまいます。離婚は新たな寂しさをもたらすということでしょうか?お仕事もがんばりながら、ひどく寂しい毎日に耐えていらっしゃるのですね。

「さみしがり屋のトラウマ」という言葉が、腑に落ちたのでしょうか?そうなりますと、悩める依存症男さんご自身が甘えている、というわけではないのかもしれません。「さみしがり屋のトラウマ」のせいで、寂しい気持ちが、極端に増幅されているのかもしれませんね。人は強い感情に突き動かされると、自分の気持ちをうまく伝えられなくなります(怒る、突き放す、言葉足らずになる、引きこもる等)。「さみしがり屋のトラウマ」がうずきはじめたら、ご注意が必要です。「寂しがり屋のトラウマ」をうまくなだめる方法、寂しさを和らげる工夫が見つかるといいですね。

あらためて、悩める依存症男さんとしては、どのような状況が望ましいとお考えですか?今後の生活が思い通りになるとしたら、どのようになりたいでしょうか?私としては、悩める依存症男さんも、奥様も、どちらも正しいように思えます。それぞれの状況でがんばっていらっしゃるように見えるのですが、いかがでしょうか?