股関節の問題

ご質問にあるような状態は、いつ頃からのものでしょうか?

生まれつき股関節の形が不完全で、凸と凹の適合性が悪く、凹の部分の張り出しが小さいと、体の重みを支えきれずに、股関節骨頭が斜めにずれ上がってしまうことがあります。

このような状態では、関節の正常な運動が妨げられるため、股関節を曲げて内側に捻り倒すような動作が特に痛みや制限を受けます。

うまく動かないからといって、無理矢理動かすと股関節を痛め、ひどいときには脱臼することもあり得ますので、ご注意ください。

そのようなケースでは、関節自体を治すことはできません。しかしながら、股関節の機能を改善することと、変形性関節症への進行を予防することが大切です。そのためには、運動療法と骨盤を中心とした骨格の機能的バランスを改善するカイロプラクティックの併用が効果的だと考えています。


上記のような生まれつきの問題ではなく、見かけで股関節が上がって見えることも良くあります。これは、股関節上で骨盤がねじれているためにそう見えることが多く、その場合はカイロプラクティックにより改善が期待できます。


まず、お母様に赤ちゃんの頃からの状態をお聞きいただき、生まれつきの問題が疑われるようなら整形外科をまず受診され、診断を受けられた後にカイロプラクティックを受けるのがベストかと思います。生まれつきのものではなさそうであれば、その限りではありません。

いずれにせよ、一度は専門家の元を訪れることをお薦めいたします。

回答がお役に立ちましたら幸いです。


吉川祐介
Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア