対象:住宅設計・構造
本田 明
工務店
-
「うなぎの寝床」といわれる敷地にしては大きい方かと
巾5.4m、面積158m2ということは、奥行き約29mという事になるのでしょうか?
京都市の街中の伝統的な「うなぎの寝床」といわれるような敷地でしょうか?
そうであることを前提として
街中の敷地とすれば大きい方だと思います。
100m2位の住宅ならかなりゆとりを持って建てられるはずです。
プランニングの自由度も大きそう、
> 対面キッチン、和室、収納たっぷり、洗面浴室は一階
などは、十分に叶えられそうな敷地です。
まず最初は、大きなボリウムを何処に持ってくるか、ということになると思います。
その一つはLDK、そしてもう一つが駐車スペース。
◎LDKを1,2Fどちらに持っていくか
LDKを1Fの利点
・高齢になってのバリアフリーを考えると常識的には1Fか(頻繁に上がり下りしなくてよい)
LDKを2Fの利点
・明るく大きな窓を付けることが出来そう
・動線があまり錯綜しないので、ゆったりとした空間を配することが出来る
また、LDK1Fで大きな吹抜を作って大きな窓を付けるという折衷的な方法も出来そう
(コストは高くつく)
◎駐車スペースを、ちゃんとした車庫にするか、屋外にするかはかなりプランニングを左右する項目です。
100m2位ということなら、常識的には、屋外で、建物自体を道路から5m以上セットバックさせる
という判断になるかとは思いますが
◎後は何と言っても中庭でしょうね。コストは高くつきますが、奥と手前の二つのボリウムの間に、
中庭のあるプランニングが通風や採光の面でも、デザイン的にもいい感じになりそうな予感がする
十分に長さのある敷地です。
補足
狭小のうなぎの寝床形の敷地の傑作(問題作)に安藤忠雄さんの「住吉の長屋」という作品があります。
氏が世に出る事になる出世作です。
建築学会賞?も受けた建物で、建築を志す人なら誰でもが知っている作品です。
かなり、極端な例ですが、一度何かでご覧になるのもいいかもしれません。
(非常に小さい建物です、中庭のある建物のイメージとして)
住吉の長屋-平面図のあるページ
(リンク先3枚の写真はその建物とは関係ありません)
建物のインテリア写真は、プライバシーの関係か著作権の関係か、
NETではあまりいい写真を拾い出すことは出来ませんでした。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A