対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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他の地域との比較
あしさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
「検討中の土地」ということで、他の地域との比較という観点でお話しします。
住宅地であれば、2階建て住宅は、大抵の敷地に建っていると思います。
もし現在更地だとしても、長い目で見れば、いずれ建つ可能性があると考えておく必要があります。
検討中の土地は、南側に家が建っているために、太陽高度の低い冬至に近い時期は、南中時(太陽が一番高い時間)南の家の影が、1階下部まで覆うことになります。
この点は、西側道路、東側道路の敷地でも条件は同じなので、同規模土地で、冬至の時期1階全て日を当てるためには、南側道路の土地しかありません。
南側道路の土地は、一般に単価が高いでしょうから、何を優先して決めるか、ということになります。
日照の点では南側道路が有利なのですが、庭と家を一体化させ、庭の独立性を確保するには、南側道路より北側道路の方がやりやすいです。
法規上の制限は北側が最も厳しいので、北側道路の土地が制限を受けにくいということもあります。
冬至廻り一時期の日照の問題は、設計力で解決することができると考えます。
以上は、周辺の2階建て住宅を前提としているのですが、3階が建つとなると話は変わってきます。
第二種中高層では3階以上も可能です。
高度地区の規制があるかどうかを確認して下さい。
高度地区の種類によって、将来周辺住宅が建て替えられたとき、どの程度の大きさが建築可能かがわかります。
参考にしていただけたら幸です。
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この回答の相談
現在、検討している土地があり、日当たりを心配しております。
第二種中高層、建蔽率60容積率200、北側道路16m×14の70坪あります。
東、東南、南、南西、西のすべてに2階建ての家があり、冬場などは
1階に日が当たるのでしょうか?
南の境界から5m離して家を配置しようと思います。
宜しくお願いします。
あしさん
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