対象:ペットの医療・健康
RE:犬の抜歯で犬が受ける影響について。
咬傷事故問題防止の解決法としましては、ご質問にあがってます犬歯切断という選択肢と躾による問題行動の修正という選択肢が考えられます。
攻撃行動の修正は専門のトレーナーによるトレーニングが必要となります。行動修正には個体差がありますが、数か月から半年以上の時間がかかり、容易なものではありません。年齢によってもトレーニングの難易度は変わってきますので、プロのトレーナーに相談されることをお勧めします。
そして事故を防ぐ手段としての犬歯抜歯あるいは犬歯切断ですが、抜歯に関しては、犬歯は歯のなかでも特に抜歯が困難となります。手術に伴うリスクとして上顎部の鼻腔への貫通や隣接する神経の損傷などが考えられます。犬歯切断は処置の過程で歯髄が露出してしまいますので、歯冠の修復を行います。手術に伴うリスクとして歯髄からの感染や炎症による歯根嚢胞などが考えられます。また、両者とも麻酔をかけて行うものであるので、麻酔によるリスクも考えられます。手術後は歯が安定するまでは堅いものの咀嚼は避けなくてはなりません。慣れれば普通の生活に不自由することはないでしょう。
ただし、これは対症療法であり、噛む行動は改善しないので、切歯や臼歯による打撲は避けられません。根本的な治療は時間をかけて行動を改善していくことだということを忘れないで下さい。
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この回答の相談
体重35Kgの雑種のオス(去勢済)の犬です。
犬歯を抜いて(削って)しまうことが犬にあたえる影響について教えっていただきたいのですが、
(元気が無くなるとか、いじけてしまうとか、寿… [続きを読む]
OKCさん (千葉県/51歳/男性)
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