小川 亜紀子
しつけインストラクター
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主従関係の問題ではなく、“信頼関係”の問題
普段は人なつこく、むやみには噛まないということは、優しい性格なのだと思います。
ただ、怖がりな性格から本気で噛むのでしょう。
物を守ろうとして噛んだり、触られたくないときに触ると噛むということですが、これは柴ちゃんが『飼い主さんを自分より下に見ているから』なのではなく、『“物を奪われる”“触られると嫌なことをされる”と誤解しているから』です。
怖がりな性格の犬は誤解をしやすいので、きっとゆっきっきさんの柴ちゃんもこれまでの経験でそう学んでしまったのだと思います。
この誤解を解くためにはとにかく柴ちゃんに信用してもらうことです。
つまりは確実な信頼関係を築くことです。
ここだけは詳細なアドバイスは無理なので、いくつかポイントだけお伝えします。
まずは、''今後一切噛まれないように気をつけてください。''
そのためにも、何か守っていたら無理に回収しない(もしくは好きなおやつと交換する)、触られたくなさそうな時は触らないでください。
もし万が一噛まれても''決して怒らないでください。''
噛まれた後に怒ってもさらに誤解を深くするだけなので、噛まれてしまったら速やかにワンちゃんから離れて傷の手当をしてください。
今現在は「無視」をしているということですが、無視をしていてもワンちゃんはなぜ無視されているのか理解できていないと思うので、それよりもひたすら''褒めまくってください。''
褒めることでゆっきっきさんご家族への誤解が軽減しますので。
犬のしつけ(問題行動の改善)で大切なことは、問題行動をしたときに叱ることではなく、問題行動を防いで良い行動を褒めることです。
今回のケースで言えば、噛んできたことを叱るのではなく、『噛まれるような状況を避けて、噛まないことを褒める』ことです。
そうすれば、噛みつく必要がないと学びます。
根は優しい柴ちゃんだと思うので、とにかく「褒めゴロシ」作戦で対処してみてください。
補足
ここでは文字数に限界があるため、簡単にしか書いていなので分かりにくいかもしれませんがご了承ください。
もし上記をトライしても思うように改善しなければ、ぜひ専門家の方に直接アドバイスを受けてください。
ただし、主従関係を中心に体罰的な訓練をする方には絶対お願いしないでください!!m(_ _)m
(現在のポイント:-pt)
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