的外れの治療では・・・・・

ご質問ありがとうございます。

10年前に頸椎ヘルニアと診断されて治療されたようですが、このときは外傷によ
るものでしたか。たとえば、事故などによる強いムチ打ち症とか、頸椎捻挫とい
うことです。


もし、そのような外傷によるものでなければ、解剖図と比較して多少の凸凹があっ
たとしても、これは痛みの原因ではなく、直接関係ありません。
痛みがなく普通に生活している人達の頸椎あるいは腰椎がすべて解剖図のようか、
ということを考えてみても、そんなことはありません。

今、まさに転落事故などで首や腰を痛めたのであれば、その衝撃で頸椎や腰椎に
変形が生じたとも考えられますが、それ以外は痛みと関係ありません。


首と肩の周辺は腸のツボが集まっています。ツボは治療点でもありますが、体の
目に見えない働きの弱さを教えるセンサーの働きをしています。

腸と婦人科系の冷え、風邪の症状、睡眠不足と過労、ストレスなどで、首肩から
肩甲骨の内側に痛みが走ることはよくあります。



打撲直後でなければ、冷温どちらの湿布も禁止です。皮膚は湿潤に密閉されると
自然治癒力が低下します。一時的な鎮痛効果だけを目的で貼るのは論外です。

風呂やシャワーで温めるのも逆治療になります。体は濡らすと冷えるという原理
です。食べ物でも体を冷やすものは厳禁です。生野菜と果物です。柿は特に冷え
るので、途端に痛みが出ます。

温かい服装をして、寝るときも首の周りが冷えないように工夫してください。
速やかに完治するものと思います。
的確な鍼灸治療なら、1〜2回の治療で回復に向かい完治します。

どうぞお大事にしてください。



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鍼　覚王院　シャローム治療室
　　　　　　　　 院長　　滝山　博行

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