対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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通し梁かどうか
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poweredさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
1200のバルコニーでも、適切な構造であれば問題ありません。
バルコニーの手摺が壁の場合、両側の壁を構造体とする構造方式もあるのですが、片持ち梁で構成するバルコニーは、''通し梁''にする必要があります。
木材端部は、曲げに対する力をフルに伝える、剛接合にすることはできない(非常に難しい)からです。
片持ち梁方式で、通し梁でなければ、部材寸法が小さいという以前に、不適切な構造が疑われます。
木造3階なので、構造図も構造計算書もあるはずですね。
これらの資料を見れば、設計が妥当かどうかはわかります。
確認申請管轄の役所の建築の構造係に問い合わせれば、教えてくれると思います。
もちろん、当事務所でもお答えします。
ご質問の状況から構造体の瑕疵と考えられ、その場合品確法(2000年施行)により、10年保証対象となります。
原因、状況を明らかにした上で、工事会社に確実な対策を講じてもらって下さい。
参考にしていただけたら幸です。
評価・お礼
powered さん
ご回答ありがとうございます。
やはり、構造体の瑕疵が考えられますか・・・。
実は3階にも1200mmのバルコニーがあります。3階は付け根に亀裂は入っていませんが、当初から前に多少傾斜しています。構造図を見ても通し梁ではないようです。
まずは、役所に問い合わせてみます。
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この回答の相談
木造3階の住宅です。 持出しバルコニーの出寸法は900mmが一般的であるといろいろな資料で見ました。
当家は1200mmあります。現在築7年ですが、バルコニーの付け根と家本体の継ぎ目に亀裂が… [続きを読む]
poweredさん (東京都/48歳/男性)
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