対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
-
伝統文化に冷たい役所
2008/05/15 23:53
aomusi428さん、はじめまして
パルティータ建築工房の森岡です。
日本の役所は、日本伝統文化に冷たく、特に昨年の建築基準法改正以降、伝統構法では手続きに苦労しているようです。
元々建築基準法上は、伝統構法は位置付けられてすらもなかったのですが、性能規定化の流れで、限界耐力法という設計法を使えば、建てられるようになりました。
しかし、昨年の基準法改正で、伝統構法は2階建ての4号建物(最も軽微で確認申請も簡単なはず)でも、大規模ビルと同じように構造審査で2重チェックをする、適合性判定のルートになったようです。
一般の在来木造に比べ、費用と時間がかかりそうですが、合法的に建てることはできます。
自然素材を使い、通風が確保できる家では、おっしゃるように24時間換気は不要と考えられますが、法律で義務付けられています。
最もシンプルなシステムは、例えばトイレの換気扇に24時間対応のものを用いて構成する、第3種換気です。
トイレを使用する時は換気扇出力を上げ、常時は出力を下げた状態で24時間換気とします。
参考にしていただけましたでしょうか
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
伝統構法は先人からの知恵の工法です。
深澤 熙之(建築プロデューサー)
2008/05/17 01:35
このQ&Aに類似したQ&A