対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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一般的には、断熱は外周のみ
2104さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
2階建ての1階の天井(1階-2階の間)に断熱をするかどうか、どのような場合に断熱が必要か、ということでよろしいでしょうか。
現在の住宅の一般的な断熱の考え方は、家の外周:1階床、外壁、2階天井(屋根)を切れ目なくスッポリ断熱で覆い、最小限の冷暖房で快適温度を保とうということで、1階-2階の間には通常は断熱を入れていません。
外周をある程度のグレードの断熱でキッチリ覆えば、室内部屋間温度差は少なく、冬暖房をしない部屋も極端に寒いことはありません。
しかし、上下階で同時使用しない時間帯が多い場合、例えば、1階にはいつも人がいるが2階はほとんどいない、あるいは逆のようなケースでは、1階天井に断熱をすれば、より冷暖房効率を上げ、消費エネルギーを減らすことが可能となります。
外周の断熱のグレードを分散させるのでなく、外周のグレードを保った上で1階天井断熱を追加するのが良いです。
1階天井の断熱は、1-2階間温度差は少ないので、外周の断熱のグレードは必要ありません。
参考まで。
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この回答の相談
1階天井裏には断熱材が必要ですか?
建築予定地は中国地方の広島県です。
どういったときに1階天井裏に断熱材が必要なのかわかりません。
宜しくお願いします。
2104さん (岡山県/26歳/男性)
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