設計と施工を分けて考えてみては

いぬさん、はじめまして。
design studio bAOBabの鈴木と申します。

ご相談の内容はなかなか悩ましい点ですね。ただ住宅業界というか建築業界は今、変革期にあり、より専門性を要するようになってきています。そうなると設計施工で家を作るケースが減って行くことになると思います。それはなぜかというと確認申請手続きに時間がかかり、要求される図面も多くなっているため、対応しきれなくなっている。また住宅瑕疵担保法により来年の10月引渡物件から保険・供託金が義務化され、作り手にとって社会状況が変わってきています。
これは家を建てる施主も理解した上で住まいづくりに取組む必要があると思います。

そうなるとやはり設計と施工を分けて考えてみてはいかがでしょうか。ハウスメーカーも保証やメンテ等いろいろと内容を把握し、納得した上で依頼するなら良いのですが、なんでも任せておけば良いというスタンスですとイメージと違うということになりかねません。(これは設計事務所でも同じですが)

自分の立場からすれば設計監理を設計事務所に、施工を工務店に依頼するのがそれぞれの専門的な立場で仕事ができ、しっかりしたチェックができると思います。ただ今の社会状況下でご親戚の大工さんがしっかりした対応が可能であれば、どういう関わり方ができるか相談して決められたらどうでしょう。

また輸入建材を活用したいということであれば得意とされる設計事務所、工務店がいますので、もし時間的に余裕があるということであれば時間をかけて探された方が良いと思います。

少しでも御参考いただければ幸いです。