光の利用

お風呂から海が臨めるなんて、まるで露天風呂のような感覚ですばらしいですね。毎日我が家でそれができるとは、毎日が温泉旅館の気分を味わえますね。

そのためにもその対応策が必要になることはご承知のようです。

昼間はガラスの反射がありますので、意外に中は見えにくいものです。
その理由は、屋内より屋外が明るいため、ガラスにその光が反射して視線が入っていかないことによります。

周辺の状況が分かりませんが、このことを利用してみませんか。

方法のひとつは浴室内より屋外の照明を強力にしてしまうことです。

外部から浴室のガラスに目線が気になる方向に反射するような光を当てると、ガラス面からの光の反射で見えにくくすることができます。外部からの光があれば、内部照明は特に必要性は無いと思います。浴室用ブラインドやロールスクリーンなどもあれば、たまに閉めたいときも対応できると思いますね。

また、浴室のガラスに少し上向きに勾配をとって光がより反射できるような工夫も考慮してみてください。この方法は、車のショールームなどで、ガラスの反射によって内部が見えにくくなるのを防ぐために、ガラス面を少し下向けに傾けて太陽光の反射を防ぐ工夫を実際にしていますので、その応用になります。

光を乱反射させるために、ガラスを屈折させるともっと効果的かもしれませんね。

雨仕舞いの問題もありますが、ひとつのアイデアとして設計者と相談なさってみてください。

気持ちのいいお風呂ができるといいですね。