根の先の膿袋について

　年末の押し迫った時期、ご不安お察し申し上げます。

　まず現在のお痛みや歯茎の腫れなどの症状はいかがですか?お正月の急なお痛みの時の歯医者さん選びが心配ですね。各市町村などの歯科医師会などで休日応急診療所もございますのでお調べになっておいて下さいませ。

　今まで虫歯もなかった歯をブリッジの支台にするために神経までお取りすることは通常ないことと存じますので、もしかするとその時点でご担当医さまが、その根尖部の病変を治療する為の根管治療が必要で、「神経の治療をしましょう」という言葉でご説明になられたのかもしれません。虫歯のような歯牙欠損がなくても歯髄壊疽といって神経が何かしらの原因で死んでしまい、根の先に病変をもたらす事もございます。それが4〜5年ほど無症状の状態で経過していた事も考えられます。
　また、ブリッジの支台にする時に、歯の傾きや位置によっては致し方なく神経を取らなければならないケースもございますが、その神経を取る根管治療の際に、感染が起こり、レントゲンに写るほどの病変になってしまうこともあります。通常は徐々に大きくなっていくレントゲン透過像も、急激に大きくなる事もあります。この際は、症状経過と共に根管治療を進めていただき、充分な処置の後に、ブリッジを装着していただく事になります。
　また、噛み合わせによっては、普段かみ合わない位置にある歯の根の先に、病変でもないのにレントゲンでは透過像として映ることもございます。前歯部で見られることが多いです。

　私こそ散文であり、まだ回答不足と存じますが、まずは、でお許し下さい。後ほど追記いたしますね。