部屋の主役を何にしたいかによります

たーじゅむさん、こんにちは。
シーズ・アーキスタディオの白崎です。

色については、何を主役にするかで考えが異なります。
住宅ではたいてい壁が白っぽいので、濃い色が目立ちます。
主役級に濃い色、他は淡い色や白で脇役・エキストラにまわすと、秩序ができてまとまりやすくなります。

ご質問のケースですが、ドアが黒っぽくて、他の部分が明るい色だと、ドアの存在感は大きくなります。
しかし、たーじゅむさんは、薄いベージュの床が気に入っていて、家具は明るい色にしたいのですから、「ブラウンの家具が主役、薄いベージュの床が脇役」という感じが、お好みではないでしょうか。
ここでドアをどう扱うかです。家具と同レベルの主役級なら、明るいブラウンでいいでしょう。
では家具よりも目立たせるなら黒っぽい色なのかというと、ここが少々難しいところです。
家具のブラウン、床の薄いベージュ、壁はたぶん白でしょうから、ここで３色使っています。このくらいの色数で整えると、カーテン等を他の色にしてもすっきりとします。
しかし、ここに黒っぽい色が入ると、小物や家具のデザイン・色味にも気を遣わないと上手くまとまらないことがあるので、ドアは明るい色にした方が無難でしょう。

また、ドアと購入する家具のデザインを揃えるのは難しいでしょうから、両方を主役級で扱おうとしても、デザインが不揃いで上手くいかないことがあります。ドアはエキストラと考え、壁に近い白にするのもお勧めです。

それから、ドアの枠･巾木（壁の下端につける帯状の板）･廻縁（壁と天井の境界につける部材）等の色はどうなっていますか。これらの色も要素としては大きいですから、主役を邪魔しないように色を選びたいですね。

主役・脇役・エキストラと役割を考えると、小物やカーテン等も選びやすくなります。
理想の部屋ができるといいですね。