一般論でお答えします

スズキ様　前回お答えしたオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
全額株式での相続の由、イギリスとフランスに渡る相続であり、分割された株式の内容等が分かりませんので、日本でそのような遺産分割に当たった場合のアドバイスとしてお届けします。
また、株式ということですが、1企業の株式を管理されているのか、複数の企業の株式を管理されているのか、運用方法が管理会社方式なのか分からぬままですので、一般的な説明になります。

　スズキ様の家計収支が分かりませんが、家計が赤字ではなく、預貯金を確保したいという目的でしたら、株式の現金化は当座の生活費予備分の預貯金として必要相当額を売却するようお勧めします。
通常手持ちの現預金は、生活費×6か月+以降1年間に使用が決まっている大口の費用(相続に税がかかればその金額も)です。
それ以外の資産を投資・運用に廻されるようお勧めしています。従いまして残りは株式のまま保有されては如何でしょう。配当金の額や配当率により、預金で保有されるよりも有利な場合が多々あります。

その上で、保有されている株式(企業)の決算期毎に送られてくる、決算書等をお読み下さい。書かれていることは当該企業の業績やこれから計画している事項などです。その企業が上場企業であれば、新聞などの株式欄、ロイターなどのサイトでも当該企業の様子が分かります。その企業の見極めがつきましてからでも、処分の可否の決定は間に合うと思います。
それら投資・運用に関しては、ご主人と話し合われて英国のFPなどの専門家にご相談するのがベターと考えます。

なお、基礎知識の習得として　金融資産設計のご相談(有料)に与る際にお客さまにお届けする「投資の基礎知識」のドキュメントが有ります(リスクについて、株式とは、債券とは、資産配分について等)、宜しければ下記にご連絡下さい。
info@officemyfp.com