対象:ペットの医療・健康
アスベストと肺疾患
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実は私も前々から、アスベストと犬の中皮腫との関係はどうだろうと考えてきました。残念ながらこの点に関しましては、獣医病理学の疫学的調査を待たなければいけません。中皮腫は犬の場合、胸部にも、腹部にも発生します。犬の胸部の腫瘍は、他の部位の腫瘍より少なく、また原発性のものよりも転移性のほうが多いように感じています。犬の方が地面に近いし、草薮に首を突っ込むので、埃なども人よりたくさん吸い込む割には、肺原発の癌は少ないようです。ただ、コリーやシェルティーの鼻腔には他の犬に比べて癌が多く発生しますが、これは鼻腔が長いことが原因といわれています。最近アメリカの調査で、喫煙している家庭で飼われている動物は、そうでない家庭より胸部の癌が多いとの発表もありました。
寿命が極端に短くなることは無いように思えるのですが・・・。
評価・お礼
愛犬の健康を心配する者 さん
早々とご質問にお答え頂きまして有難うございました。私の文面からかなり心配している事をお感じになられたようなとても丁寧できめ細かくお優しいお答えを頂け、可能性はあるものの著しくリスクがある様ではないので、少し安心したと同時に心から感謝いたします。又何かありましたら質問させて頂くこともあると思いますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
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この回答の相談
私の家は建築業でアスベストを普通の家より吸い込んでしまう恐れが高いのですが、犬は人間と同じように肺の病気(じん肺や、肺がん、中皮種、気管支)や他の癌になる恐れがあるのでしょうか?人… [続きを読む]
愛犬の健康を心配する者さん (埼玉県/39歳/女性)
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