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対象:住宅設計・構造

森岡 篤

森岡 篤
建築家

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設計的に妥当な方法で

2007/09/16 21:21

パルティータ建築工房の森岡と申します。

地盤調査、保証、健全な家(基礎)つくりは、分けて考えた方が良いです。


土の中は見えませんので、勘で決めるのでなく、地盤調査が必要です。
木造住宅では、一般にスェーデン式サウンディング試験という安価で簡易な方法を用います。
データの過信はできませんが、やった方が良いです。


品確法で求める構造骨組の10年保証を第三者が担保する保証制度がありますが、地盤に関しては含まれません。
万一地盤が沈下することで建物に支障が出た時のための保証が、地盤保証です。
地盤保証も付ける方が良いと思いますが、地盤保証を付ければ、これで基礎関係は万全かというと、必ずしもそうではないと思います。
地盤保証が適用されるかどうかの判断規定が甘いです。
明らかに傾いているのに、規定上は保証適用範囲外、という状態があり得ます。


地盤保証を受けるかどうかにかかわらず、設計的に妥当な方法を探るのが基本と考えます。
建物全体に山砂を50cm入れ、転圧する、というのやり方は、私ならやりません。
地盤保証は、基礎工法にも条件を付けると思いますが、こんな方法で保証が出るかどうか疑問です。

下の地盤が、地盤調査の結果健全の場合は、ベタ基礎でなく、布基礎として、基礎版を健全な地盤まで降ろすのが、妥当な方法でしょう。
あるいは、50cm分(+α)を、砂の転圧でなく、地盤改良をする方法も考えられます。
下の地盤が悪い場合も、悪い部分と50cmを含めて地盤改良するやり方が考えられます。

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この回答の相談

盛土が必要な土地

住宅・不動産 住宅設計・構造 2007/09/16 00:21

今回気に入った土地にめぐり合い、新築予定です。
ただ、北面道路より40〜50センチ下がった土地の為、住宅メーカーからも盛土が必要と言われています。
元々は、周り(東と西は民家・南は畑)と同じ高さで道路… [続きを読む]

ハニさん (茨城県/35歳/女性)

このQ&Aの回答

まず、安心されれば良いですよ。 八納 啓造(建築家) 2007/09/16 09:35
地盤保証および家に対する保証の内容を明確に 運営 事務局(オペレーター) 2007/09/16 10:27
メーカーによく説明して貰って下さい。 運営 事務局(オペレーター) 2007/09/16 13:07
盛土が必要な土地 運営 事務局(オペレーター) 2007/09/16 13:21
多くの選択肢を持ちましょう 齋藤 進一(建築家) 2007/09/17 01:12
二千年前の遺構もきれいに出土します! 運営 事務局(オペレーター) 2007/09/17 23:34

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