オスメスの柴犬の仲について

ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。

愛犬のオス犬にお嫁さんをもらってあげたいという飼い主さんが若い雌犬を新しく迎えたというのは、飼い主さんはよくお考えのようです。しかし、オスメスのに限らず、先住犬と新しい犬との間についての相談も多くあります。

基本的に、犬の社会ではメスの方が地位が高くなるようです。子供を産むメスに対して、オスは色々な面で優遇してあげるのでしょう。まだ６ヶ月の子犬なので、先住犬やオス犬が優しすぎると勘違いをしてだんだんとわがままになってくるケースもあります。

長い間一人っ子だった先住犬はおっとりしていますが、大体の場合２番目に来たワンちゃんの方がオスメス関係なく、次男や次女的性格が出て、競争心が強かったり、所有欲が強くなったりします。

最終的にはワンちゃんの間でどちらが優位に立つかは決まった時に問題は解決します。しかし、飼い主さんが決めた方を優位に立たせようと介入すると、余計に犬同士の関係がこじれてしまう場合がありますので、犬の事は犬に任せておいた方が良いでしょう。

どちらのわんちゃんも飼い主さんの「待て」の指示に従えるように普段からトレーニングしておくと、大きな問題にならないと思います。

メスの方の唸り声などが気になる場合は、人に対してのうなりなどが出る前に、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。