対象:ペットの医療・健康
Re:下顎上皮癌
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苦痛のない治療がこっぺとみるくさんにとって1番の望みであるということですが、第一に、治療して延命を望むか現状で出来る限りの処置をするか決める必要があります。その上で、下記の予想されるリスクを考え今後の方針を選択されるべきかと考えます。
・猫は15歳と高齢であり、放射線治療・下顎切除治療はどちらも麻酔のリスクがある
・放射線治療は緩和ケアになることが予想され、癌組織の完全消失が可能か否かは実施してみないと不明
・下顎切除の場合、術後食事の摂取が不可能となり生涯チューブでの食事摂取となる可能性が高い
・無治療、放射線治療では、治療反応や経過によって腫瘍の増大により開口状態が続く可能性が高く、強制給餌が継続して必要となる
・胃瘻や経食道チューブは麻酔が必要ですが、経鼻カテーテルならば無麻酔での処置が可能です。短期間での設置となりますが、経口での給餌が困難な場合検討されることも良いと思います。
高齢なためどの治療にされるか悩まれるかとお察しします。猫の状態とリスクを検討された後、主治医とよくご相談されることをお勧めいたします。
評価・お礼
こっぺとみるく さん
2014/09/22 22:14丁寧なご回答ありがとうございました。手術の決心をしましたが、ウイルス性の風邪症状がありその治療のため手術が10日ほど伸びてしまいました。その間にも腫瘍が大きくなっているのを感じ、口も閉じることができない様子を見ていられず、風邪治癒後下顎を腫瘍とともに切除する手術にふみきり、今は術後の経過観察中です。命をつなぐための胃ろうがどのくらい可能かわかりませんが今できることをすべてしてやろうと思っています。そう思いながら手術の選択が飼い主の単なるエゴだったのでは・・と悩む日々です。縁あって我が家に来た子ですので大事に見守っていきます。本当にありがとうございました。
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