お金の問題も、できれば二人で解決する。

ちゃおがーるさんへ
こんにちは。中国地方のファイナンシャルプランナー、上津原と申します。

近いうちにご出産とのこと。これからのご多幸をお祈りします。

さて、いろいろと事情があっとはいえ、カードローンの残高があるとのこと。
そこで、ご質問の中から気づいたことをお話しします。

・まずは、近いうちの大きな出費のうち、出産費用のことからお話しします。
ご主人のお勤めの会社の健康保険にも、出産費貸付制度があると思われます。無利子の制度ですので、ご主人と相談して早めの手続きを行ってください。
返済は、出産育児一時金から行われることになります。

・次に、毎月の返済についてです。
おまとめローンで返済したい気持ち、お察しします。
ただ、家計の現状が変わらなければ、借入金の返済で苦しむ状況には変わりがないことになります。よって、家計の無駄がないかどうか、ご結婚後の家計がどのように変わるかを点検していきます。
おまとめローンを使うのも一つの方法ですが、その前に、今借りているカード会社などに相談されてはいかがでしょうか。司法書士や弁護士に借入のことについて相談する、ファイナンシャルプランナーに家計の相談をするのもよいでしょう。広島市内でも日本ＦＰ協会の事務所が月2回相談会を行っています。

・マイカーローンの借入利率が高い場合は、マイカーローンの見直しも検討します。ただし、借りられているマイカーローンによっては、完済する際に手数料がかかることがあります。その点も考慮して判断します。

・結婚するご主人にはカードローンを借りていることは伝えた方がよいと思います。弊社に今まで相談をされた方でも、借入金を配偶者に言えないストレスでつい使い過ぎてしまう方をお見かけしたことがあります。
自分で解決したい気持ちもわかるのですが、収入が急に減ることを考えると、正直に話された方が長い目で見て楽だと思われますがいかがでしょうか。
家計管理はご夫婦の共同作業です。二人で問題に立ち向かうことができれば、解決の速さは倍以上になるとお考えください。

ちゃおがーるさんのお気持ちに沿えないところもあったかもしれませんが、ひとつでもヒントになることがあれば幸いです。