素敵な照明計画で楽しい生活を！

こんにちは。
インテリアコーディネーターの坂野民枝です。
よろしくお願い致します。

照明器具選びは、照明そのものだけでなく、家具の配置、動線などを考え、点灯している時にどう過ごすのかがポイントになります。
住宅初心者様の　具体的な配置などがわかりませんので、私がいつもお客様に、プラン作成の時にお話していることを少しお伝えしようと思います。

ＤＬはワット数（明るさ）により台数が変わります。明るめの器具での数です。
リビング　8畳ですのでＤＬ ４台以上は必要です。中央に集めるとそこだけ集中的に明るく照らしてしまいます。
　　　　　ソファの位置を考慮し、（1+3）（1+1+2）（2+2）のように配置分けしたほうがよいでしょう。

ＴＶの背面　間接照明とありますが、器具だけなのか　建築工事を含んでなのか　いろいろな方法があります。
　　　　　　天井高が高い場合は壁面を反射しにくいもので、滑るように光を落とすこともできます。
　　　　　　慎重に選ばないと、光がＴＶ上端に反射しＴＶが見にくいこともありますので注意してください。
　　　　　　将来ＴＶを買い替えてサイズ変更がある場合は、ＴＶの真後ろではなく両サイドから照らす方法もあります。

畳コーナー　3畳であれば　ＤＬ2台で空間としては大丈夫です。座卓で読書の場合は机上までの距離がありますので、
　　　　　　デスクスタンドを用意してください。

キッチン　　リビングやダイニングから見える場合、ＤＬでも必要な明るさが取れれば問題はなく、
　　　　　　作業スペースから食器棚や家電コーナーの動線も含めて配灯３台以上にします。その位置により　手元灯は１or２です。
　　　　　　キッチンは食品を扱うので安全を考え　基本　昼白色をお勧めします。それぞれの生活スタイルによりますが、
　　　　　　たいていは調理後に消される場合が多いので他室の光の色と違っていても影響は少ないです。

ダイニング　クーキレイ採用ということです・・・この照明部分は　調色もできますので、ＤＬも
調色タイプお選びいただくと、
　　　　　　記念日には電球色、夏に熱いものを食べる時は昼白色と使い分けできます。
　　　　　　料理がおいしく見えるのは一般的に　電球色です。

ピアノコーナー　本格的にレッスンをされるのならピアノ用の照明器具があります。
　　　　　　　　お子様のお稽古で発表会前に夜間練習程度であれば　ステージを想定して電球色でもよいし、
　　　　　　　　音大を目指すとか　職業柄必要ということであれば　お部屋全体の計画と擦り合わせます。

住宅では1室の中で同時点灯するのなら　光の色は揃っていたほうが目に違和感はないです。
一時的に点灯するとか、目的によりお選びいただくことはそれぞれの生活スタイルによります。

従来のLEDのDLは　寿命が来ると器具の交換になり、最初に選んだ光色を変更できません。（今でも低価格帯のものはこれです）
年々　進化し、チップの交換できるもの、調光、調色可能なものなど　今春も新商品が各メーカーから出ています。

ＤＬを選ばれたということはスッキリした空間をご希望かと思います。廊下や畳コーナーにシンプルな空間に合うブラケットはいかがでしょうか。是非　照明器具のデザインも楽しんでください。

住宅会社からご指定のメーカーがあれば　具体的な機種のご相談もいたします。

ご検討のお役に立てれば幸いです。