対象:新築工事・施工
吉田 武志
建築家
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無垢フローリングと突板フローリングの違い
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はじめまして。
栃木県宇都宮市で注文住宅とリフォームの設計施工を行う工務店ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。
突板と無垢材の違いは、他の回答者がおっしゃっている通りです。
その他の違いとしては、突板フローリングは、下地がべニアのように接着剤で積層されている場合が多いので、接着剤の寿命が床材の寿命になります。
今では少なくなりましたが、根太等の上にべニアを捨て貼りせずに、直接接着剤で積層されたフローリングを貼ると、下地が無いわけですから、体重により接着剤がダメになり10年程度でフローリングがブカブカになりました。捨て貼りをすれば、無垢材ほどではないですが長く持ちます。
無垢材は、そのような心配はありません。
その代り、突板よりは隙間が空いたりすることがあります。
よく隙間が空くのは、暖房の温風が直接掛かるところ。
パインや杉などの柔らかい針葉樹も、固い楢材も隙間は空きます。
どちらも空いても2~3ミリ程度だと思います。あまり気にしないで生活できると思います。
隙間よりも無垢フローリングを貼った時に、施主との話題になるのはパインや杉の柔らかさから来る傷です。掃除機を掛けただけでも多少の傷にはなりますから、
傷をなるべく付けないようにするには、掃除機でなく箒で掃除するのが良いようです。
参考までに
私の知る床材の特徴です。
http://www.yoshidacraft.net/material-floor.html
評価・お礼
dekamegu さん
2012/10/19 15:43
ご回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
吉田 武志
2012/10/19 16:21
評価頂きましてありがとうございます。
よい家が建つといいですね。
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