対象:体の不調・各部の痛み
野口 創
鍼灸マッサージ師
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痛みが長引く理由は・・・
こんにちは。奈良の登美ヶ丘治療院の野口と申します。
数か月前の打撲から症状が長引いているのは不安になりますよね。
文面から想像する範囲でお答えさせていただきます。
今回の傷は打撲によってくるぶし付近の組織が傷ついて内部で
内出血なども起きていたのではないかと予想されます。
外傷で組織が傷つき内出血が起きた時、内部で血液がかたまり、
その周辺の血流を阻害した場合、そこに老廃物がたまり発痛物質も
流れていかないことによって組織の回復が遅れ、長期間にわたって
痛みが続いてしまうことがあります。
目に見える青あざが引いた後もこのような症状は続くことがあります。
東洋医学ではこのような状態を瘀血(おけつ)と呼び、外傷などでけがを
したり手術で体にメスを入れた後などによく起きる状態で、チクチクと
刺すような痛みが起きることが多いです。
痛みは長くズルズルと続きやすいですが、新たにけがをしない限り症状が
進行していくようなものではありません。
また傷口がないのであれば外部から菌が入ったりすることもないので、その他
予期しない感染経路がない限り化膿することはほぼないでしょう。
自然治癒力にまかせてもいつかは必ず治ります。ただし長時間かかる場合が
あるので、日常生活で痛みが気になったり、痛みをかばうことで他の部分が痛くなる
ようでしたらなんらかの治療を受けられると回復は確実に早くなります。
治療法には一般的には整形外科や整骨院などで温めたり(温熱療法)、
電気を当てたり(低周波治療)する物理療法や、
私どもが行うような鍼灸治療もあります。鍼灸治療は瘀血改善に非常に
効果的です。
痛みが気になる場合はぜひ参考にしてみてください。
早くよくなられるよう祈っております。
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この回答の相談
私は、21歳の女性です。
去年の十月頃に、くるぶしに強く棒が当たりました。その箇所は、未だに薄い茶色のような色をしています。
改めて見たら、先日まで気付きませんでしたが、今までよりも色が薄れ… [続きを読む]
倉木さん (群馬県/21歳/女性)
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