対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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重量鉄骨4階建て住宅の外壁材ALCについて
重量鉄骨4階建ての外壁ALCを横貼りにするとは珍しい発想です。一般的(コスト面)には縦貼りが常識です。ALC専用のサッシも幅が600mmの倍数で製作されております。
当方は鉄骨造建築(共同住宅等・倉庫・工場)の設計を専門にしています。客先からの設計依頼があれば最初にALC600mmの割付計画をします。それにより室内の間仕切り位置とサッシの寸法が自動的に割り出されます。そして鉄骨の柱のスパンも決まります。 要するに切り欠きなしでALC600mmをフルに使います。 但し開口部が900mmの場合はALC300mmが出てきます。
玄関ドアであれば1200mmの親子ドアにします。 なをALC縦貼りのメリットは階高3mで梁から梁に架けられますので、標準の100mmでOKです。横貼りならば3m以内の間柱が必要ですので、間仕切りの位置決めに制約が出て設計の上で楽しくないですね。
次に、ALC以外の外壁の選択です。外壁に防火サイデングを横に張る場合です。軽量鉄骨C型鋼100x50x20x2.3を600mmピッチで縦に張ります。厚み100mmの断熱材を充填して内側に内装下地材を貼ります。下地材を止めるには軽量鉄骨C型鋼にビス止めが良いでしょう。
以上です。 2014.6.9 中舎重之
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