対象:一般歯科・歯の治療
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虫歯を防ぐには多角的アプローチが必要です
30歳にして上顎すべての歯が差し歯であるという音は虫歯になりやすいタイプであることが、ある程度疑われます。本当に虫歯になりやすい人のコントロールは、歯科医院にいって、掃除をしてもらったり、歯ブラシを一生懸命に行うだけでは十分ではないことが分かっています。虫歯の予防に関しては、やはり北欧が実績と研究では飛びぬけた存在です。イエテボリ大学名誉教授のボー・クラッセ先生が、国を挙げて取り組むことにより、虫歯は激減可能で、将来の医療費が大幅に削減できることをスウェーデンの国会で述べられ、国もその意見を取り入れて、スウェーデンからほとんど虫歯がなくなったことはいまや伝説になっています。その内容は、歯ブラシの指導とともに、徹底したおやつなどの食餌管理とフッ素による歯質の強化です。
その後継者である虫歯学(カリオロジー)の世界的権威ドーベン・ビルケット教授(写真)は虫歯の原因を多角的に調べる必要があることを発表されています。
要するに、細菌学的な検査とプラークコントロール(歯ブラシによる口腔清掃)、食餌指導(簡単に言うと、甘いもの、特に粘っこいのは良くない)を頻繁に摂らないことです)、フッ素の応用(フッ素入りの歯磨きの使用や、フッ素入りジェルの塗布、フッ素タブレットをなめるなど)が柱になります。こうした多面的な注意をしないと、虫歯になりやすい人の管理は難しいのです。数年前にお会いしたとき、虫歯の管理は歯周病ほど単純ではないよ、といたずらっぽい顔をして、私にウィンクされたことを懐かしく思い出します。
しかし、ご友人はもしかしたら、それほどリスクが高い人ではないかもしれません。例えば、下顎前歯に虫歯がないなら、体質的に大きな問題を抱えているわけではないことが知られています。まずは、こうした多項目のチェックを行ってくれる歯科医院に相談に行かれることが大切です。
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この回答の相談
友達なんですが…
幼い頃から、虫歯になりやすく…
今、30歳にして、上の歯全てが差し歯と言う事を今日聞きました。
歯磨きを手抜きしていた訳でも無いようです。
下にも、何本か差し歯があるようです。
ほ… [続きを読む]
楓さん (大阪府/41歳/女性)
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