対象:体の不調・各部の痛み
外傷性頚部症候群の疑い
wakannaikoはじめまして、ご質問ありがとうございます。
ご質問の内容
1、腰痛が改善されないまま症状固定となった場合、整骨院で後遺障害認定が下りないのでしょうか
2、体が事故前の健康な状態に戻ればいいのですが、もしもの事を考えると怖いです。今後、このまま2院を通院することが最善の方法なのでしょうか
1の場合ですが、すでにA救急病院で腰椎X-Rayを撮影されていることが前提ですが、おそらく交通事故による所見では骨異常がないと判断され、主訴で腰痛を申告しても腰部捻挫と診断、MRIやCTなどの画像診断の追加精査されなかったと推察いたします。
単純レントゲン撮影において交通事故での骨異常の有無は脊椎損傷や骨盤骨折などが該当いたします。腰椎分離症(疲労骨折)は例外ですが、事故後に神経根・脊髄症状(下肢のしびれや放散痛など神経症状や知覚障害)が出現した場合であればMRIやCTは精査する必要がありますので今からでも損保会社の担当者に相談して脊椎専門外来へ再受診を依頼してみてください。
さて、腰痛が改善されずに症状固定になるか否かは現段階では判断するべきではありません
が、頸椎損傷ではバレリュー症候群(めまい・耳鳴り・頭痛・視覚障害・嘔気などの愁訴)といって頚部交感神経が刺激されることにより生じるケースがあります。
なお、整骨院では後遺症認定はできません。
2の場合で、病院を転々と変えるのは問題がありますが、整形外科や整骨院の選択権利の自由は被害者に認められますので損保会社に選択の決定権はありません。
ただし通院が長期化する場合なども考慮して整形外科や医療機関を定期的に通院されることが双方ともにベストであると思います。
最後に事故前の健康な状態に戻したいというお気持ちは非常に理解できます。
ただし身体症状のみ改善しても交通事故を契機に心的外傷後ストレス症候群が発症したり、加害者サイドが誠意がない場合などで被害者意識が強くなったり、療養が長期化することで勤労意欲が低下することで症状回復に左右いたします。いわゆる心身相関の問題があります。被害者には変わりはありませんが、死ななくて良かったとプラスに考えて療養に励んで戴きたいと考えます。
コラム参照
http://profile.allabout.co.jp/pf/haruyuki/c/c-38565
補足
どうしても痛みが緩和されない場合は地元以外に通院エリアを拡大されるご検討が必要です。
参考URL
http://www.iwasaki-laser.net
交通事故治療専門外来の開設
交通災害で多発する頸椎捻挫(ムチ打ち損傷)で治療が難渋し、通院が長期化する症例に対し早期社会復帰を目的に外来を平成21年11月に新設した。
なお、レーザー星状神経節ブロックを中心にNHK放映「ためしてガッテン」で話題となったトリガーポイント療法をレーザー治療で代用、さらに「上部頸椎ストレス解放テクニック」を併用することで早期改善システム構築が可能となりました。
回答専門家

- 岩崎 治之
- ( 東京都 / 柔道整復師 )
- いわさき痛みの整骨院 院長
痛みとストレスをテーマに心と身体にやさしい治療をめざします
わたしは物理工学の分野である「波長」や「周波数」「共鳴振動」を治療技術に応用し、複合ストレス=「氣」の停滞が原因とされる未病(微小循環障害または末梢血行障害)に対してQOLを重視した全人的かつ人間主義の統合的治療を展開しています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
22歳女性です。
7月20日に自転車で走行中に自動車に衝突され受傷しました。
搬送先のA救急病院で
・頭部、右腿部打撲
・頚椎、腰椎捻挫
・手首手関節挫傷
2週間の安静加療を要する見込み
と診断さ… [続きを読む]
wakannaikoさん (千葉県/22歳/女性)
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