要求吠えの直し方
まずは私のコラムシリーズ「脳の反応と学習について」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/5570
をお読み下さい。それのへご理解を前提にお話しします。
まず、犬は体験を学習します。
要求吠えは「吠えた結果いいことが起きる」という体験を積み重ねた結果生じるものです。
ですから、その体験をさせないようにまず考えることです。吠えている状況がわかりませんが、飼い主が食事している姿を見て吠えているのなら、飼い主の姿が見えないように飼い主の食事中は犬をクレート(小型犬ならケリーバッグ)で待機させ、掛け布をかけその姿を見せないことです。
これだけで問題が消失してしまうこともあります。
もちろんそのためにはクレートトレーニングが必要になります。
行動を減らす手段としては「いいことを起こさない・いいことをなくす」という方法があります。コレが無視にあたります。
いままでいいことが起きていた場合は、この方法だと一時的にその行動が酷くなることがあります。いままで以上に吠えると言うことです。それが出来る状況であれば、徹底的に無視することです。
ただ犬の欲求はちゃんと好ましい行動を取っているときに満たすことも並行してやる必要があります。
また、吠えに関しては吠えること自体が興奮をもたらしエスカレートする場合があります。こうした場合は無視しても良くなるとは限りません。
行動を減らす手段としてもう一つあるのは「嫌なことを起こす」ことです。一例として、吠えると犬の嫌がるニオイが噴出する首輪があります。そういったものを使うことです。
補足
以上が一般的なお答え例ですが、要求吠えも含め犬の問題行動をそれだけ切り離して直せるかというと実は無理なことがほとんどです。
なぜなら、その問題は飼い主が犬のことを理解していない、犬に何かを伝えるにはどうしたらいいかを理解していないことに原因があるからです(コラム「しつけトレーニングをせず無駄吠えだけ直せるか」http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/5839
を参考に)
そうしたことを理解するためには、しつけ教室などに通われる必要があります。
お住まいは東京のようですから、ぜひCan ! Do !にお越し下さい。せめてセミナーだけでも受講してみてはいかがでしょうか?
日程などは、http://www.petcom.jp/event.htmlでご確認いただけます。
至近のセミナーは6月30日(土)17:00から行われます。
ご検討下さい。
※Can ! Do ! のテキストでもある「犬は知的にしつける」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/
もぜひご一読下さい。いろいろ参考になるはずです。
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