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BAD EDUCATION (日本の教育)

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外国から見た日本

Jan. 24 New York Times の記事より。

日本の教育について。 タイトルは ”Bad Education”.

(私が過去35年言い続け、日本の子供たちを救うべく挑戦して来たことがそのまま記事になっています。 世界の常識と考えを共有していることに「報われた・・・」気がするのと同時に、日本の子供たちの惨憺たる教育現場を考えると危機感を通り越して、あきれてしまいました。)

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多くの心ある日本人は心配していると思います。 ただ詰め込みの暗記だけ強い、「正しい」大学に入れるだけの教育制度では、現代の世界規模の経済の中に日本の学生を送り込む準備などはとうてい不可能であると。 しかし、なぜこの国の教育は時代遅れのままなのでしょう。

日本はOECD加盟国の中でも群を抜いて教育への個人的支出の多い国です。 30%の日本の子供が塾に通い、ひどいケースでは8歳の子供が何年も後の受験に備えるために特別な塾に送られるひずんだ現実があります。 これら教育へ個人の懐から出すお金は膨大な数字となり日本の経済を蝕む要因であることは否定出来ません。 

今も日々行われている詰め込暗記型日本の教育。 この現代にこんな教育が意味を持つと、果たして何人の日本人が本気で信じているのでしょう。 日本が高度成長を遂げている70年代、80年代、「正しい」高校や大学に子供を入れることは「正しい」投資だったと思います。 「正しい」仕事に終身雇用で安住し、将来への切符が手に出来たからです。

今は? 日本では大学の席の数の方が受験生を上回っています。 競争しないでも入れます。 その大学の卒業資格も、仕事を得るための切符にすらならないのが日本の姿です。 

もっと悪いことには、日本の教育制度下では、「答えがすでに存在する問題にうまく答える能力」を必死になって育んでいます。 今までに出くわしたことのない問題には立ち往生する生徒を育てています。 今までに出会ったことのない問題を解決する能力こそが、今の世界でジリジリ遅れている日本経済を立て直すのに必要であるにも関わらず。

日本の教育では、「問題を解決する能力」どころか、「問題をみつける能力」も身につきません。 自分から問題をみつけることすら出来ません。 危険なことにもチャレンジし、異なった価値観の中で成長することが将来の日本の生き残りには欠かすことの出来ない能力であるにも関わらず、相変わらず日本の子供は塾で暗記し「正しい答え」を覚えます。

新しい総理大臣は「落ちゆく日本の教育レベル」を立て直すことを決心しているようです。 教育を活性化することが優先課題だそうです。 学校を週5日制から6日制に戻し、日本の子供にもっと勉強させるんだそうです。 

そう、日本の子供は今後もっともっと「勉強」させられるようになります。 今までと同じ「正しい答えを覚える」勉強を。 しかし、日本の大人たちは、子供たちにどれだけ「勉強」させれば日本の未来に必要な能力をつけることが出来ると思っているのでしょうか? 

どれだけ「正しい答え」を覚えたらいいのでしょうか? 
(January 24, 2013, New York Times, BAD EDUCATION よりの要約)

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直接指導する小・中・高校生への1月2月の特別プロジェクト、”Problem Solving”

みんながウンウン唸りながら自分たちで問題をみつけています。 面白いことに小学生が一番いいIdeaを出しています。

地元のトップレベルの高校に通う高校生たち(「正しい答えを覚える」能力は非常に高いはず)が一番苦労しています。 「問題」を自分たちでみつけることに迷いっぱなしです。 日本の教育制度の悪影響がかなり脳を蝕んでいるのを感じ、危機感を大きく持つ毎日です (35年持ちっ放しですけどね)。

さて、今夜も今から高校生たちがやって来ます。 どうリードしようかな。

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